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2008年9月

2008/09/30

隣駅のケーキ屋

 学芸大学駅は最寄りの都立大学駅の隣なのですが、滅多に降りることはありません。商店街の規模もほどほど大きく、街としても魅力的なのですが、わざわざは行かないですね。ここにある「マッターホーン」というケーキ屋があります。前々から名前はきいていたのですが、この年になって(?)はじめて訪れました。
 店に着いたのが夕方だったせいか、ケーキの品揃えはちょっと少なめでした。ケーキはオーソドックスなものが多いです。いろいろ買ってみました。

 WEBで調べてみると、創業50年の老舗です。一店舗主義とかで、支店がないんですね。自由が丘のモンブランと同じ考えの店なわけです。いくつかのブログをみてみると。この店は、バームクーヘンが有名なようです。こんどは、これを試してみます。

マッターホーンWEB


Photo


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2008/09/29

沢田研二の、今

 先週、NHKのSONGSという番組で、沢田研二の特集がありました。たまたま見たのですが、これ2週連続企画の2回目でした。幸い、1回目の再放送があったので、録画してみることができました。ジュリーこと沢田研二は好きなシンガーです。はじめてタイガースをきいたのは、小学校の時(いやいや)。
 この番組をみて思ったことは。まず「太ったな、ジュリー」。あれだけ細くて格好良かったのに。これは、メタボが心配されるほどです。こりゃ、スターじゃないよ。
 そして、スターの座にあったシンガーが、年齢を重ねるのは難しいなと感じました。沢田研二は今年還暦だそうです。最近もアルバムを発表していて、コンサートも精力的に続けているようです。昔の財産で、生きながらえているわけでなく、精力的な活動を行っています。しかし、艶やかで、甘い歌声は相変わらず魅力的でしたが、番組の中で歌っていた最近の曲には心が動きませんでした。それに、衣装もなんかセンスが悪いです。格好良くない。
 全盛期の沢田研二は、作詞家、作曲家などのクリエーター達に支えられて創られたスターだったんですね。もちろん、沢田の類い希な歌唱力があってのことですが、安井かずみ、阿久悠、糸井重里、加瀬邦彦、大野克夫らの作った曲があって、はじめて沢田の歌手としての力量が発揮されたのではないでしょうか。
 今の沢田研二は、60歳にふさわしい曲を歌っているのでしょうか。昔のヒット曲ももちろんいいのですが、今の沢田の魅力を感じる歌を聴きたいな、と感じました。

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2008/09/28

弘前劇場と東京

 昨日のNHKハイビジョン特集で放映された「上京~故郷に背を向けて~」は、劇団・弘前劇場を取り上げた興味深い内容でした。演劇に詳しい方ならご存じかと思いますが、弘前劇場は青森県浪岡に本拠を置いて活動している劇団です。私は演劇は全くの素人なので。この劇団を知ったのは昨年だったか、NHKの芸術劇場でその芝居が放映されていたのを見たときです。津軽弁で演じる芝居が、新鮮でした。
 番組では、劇団を率いる長谷川孝治を中心に、劇団員それぞれの思いを「東京」というキーワードで描いていきます。弘前劇場の団員は、演劇を仕事とする「職業俳優」ではなく、日々の仕事を持ちながら、プライベートの時間に俳優を演じてる人たちです。長谷川も25年間、教師をしていました。
 青森の地で、劇団活動を30年も続けている弘前劇場。劇団を続けための苦労など想像し、わかることなどできないのですが、その理由が、この番組をみて少しだけわかった気がしました。
 文化振興の面で、地方と東京の格差が顕著になっている現在、弘前劇場の活動はある意味、おどろくべきことだと思います。弘前劇場のこと、もっと知りたくなりました。

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2008/09/27

L25 の人気度

 今週の木曜日、夜会社の送別会があったので品川駅のアトレ付近を歩いていたら、L25を配っていました。ホットペッパーはよく配布してますが、L25を配っているを見たのは初めてです。
 。L25自由が丘の駅ホームにR25とL25両方が置いてあるスタンドがあるのですが、発行日の木曜朝にみてみると、Rはほとんど残っていないのにくらべ、Lは大量に在庫。人気、もうひとつなんですかね。R25は、いまだ手に入れるのが大変なほど人気なのに。広告収入で成り立っているフリーマガジンですから、世の中に出回らないと、ビジネスとしては成立しません。そのためか、街頭での配布作戦にでたのでしょうか。
 そもそも、Rと同じ発想でL作ったところに無理があったのでは。男はRの手軽さ、みたいなところを好むのでしょうが、女子にとってはLの安っぽさは魅力を感じないのかもしれません。フリーマガジンも競合が多いです。このジャンルのパイオニアであるリクルートといっても、簡単にはいかないようです

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2008/09/26

排骨担々麺の老舗

 最近、このブログで食べるものといったら、ラーメンのことばかりでちょっとどうかな、と思いますが、昨日おいしい一品を食べてきたのでご紹介します。仕事で渋谷方面にいったので、ほんとに久しぶりに「亜寿加」によってみました。このお店、大学の時(なんと30年以上前……)にとある音楽評論家の方に「美味しいラーメン屋がある」と連れていってもらった店。
 ここはなんといっても排骨麺、担々麺、それにふたつを足した排骨担々麺が名物。店に行ったのは13時ちょっと前だったのにもかかわらず、店内に10人ほどの人が行列してました。人気あるんですね。やはり排骨担々麺を注文します。

Asuka

 担々麺に排骨と青梗菜がのっています。排骨の辛さと担々麺の辛さがマッチ。行列ができるのは当然かも。場所は渋谷の西口から歩道橋を渡った下、チャンポンのリンガーハットの並びです。

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2008/09/25

蒲田で立ち飲み屋再入門……?

 昨日は会社帰りに、気まぐれで蒲田へ。この街、通勤経路からはもちろん外れているんですが、ちょっと立ち飲み屋へ寄りたくなったわけです。蒲田の事情に詳しい方ならご存じかと思いますが、ここ立ち飲み屋天国といっていいほど、店が多い。
 Kaburaya1数年ほどまえ、仙台に行く前、しばしば飛行機で出張が多い仕事をしていました。北陸方面が主だったのですが、日帰りということもしばしば。夜、最終便で帰ってくるとき、羽田空港から京急蒲田まできて、そのあたりの立ち飲み屋に捕まることがしばしばありました。ビールとお酒をさっと飲んで、家路についたものです。
 それ以来、蒲田の立ち飲み屋にはいっていなかったのですが、昨晩は久し振りに寄ってみました。かつrてよく行った京急蒲田はちょっと遠いので、JR蒲田駅のそば、西口のあたり、いくつかある店になかの一軒に。「かぶら屋」という店、店員さんがやたら威勢がいいです。ネットで調べるとチェーン店のよう。最近は、立ち飲みのチェーンとかあるんですね。
 滞在時間は30分足らずですが、しっかり楽しみました。次回は蒲田しかない店にいってみたいところ。

Kaburaay2

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2008/09/24

THE NIKKEI MAGAZINEとは

 東京にいると、随所にフリーペーパーが置いてありますね。特に地下鉄は多い気がします。フリーといっても、冊子になっているのもあり、よく成り立っているなと思いますね。
 Nikkeiにもよく冊子になってる広告がはいってきます。うちだと、六本木ヒルズの雑誌みたいな広告がきます。先週末だったか、日経新聞に「THE NIKKEI MAGAZINE」なる冊子が入ってきました。この4月に東京に戻ってから、この冊子を見かけるようになったのですが、実は前からあったんですね。この号で60号ってなってます。首都圏の日経新聞宅配にだけ入っているよう。仙台にはなかったです。30ページもあり、デザインや写真もほどほどにしっかりしていて、ちゃんと読めます。
 日経のおまけですから、広告もしっかり入ってます。表4(裏表紙)はGIOGIO ARMANIだし、表3(表4の裏)はレクサスだし。首都圏に特化した広告媒体ってわけです。景気が良くない、とていってもこんな媒体がなりたつのですから、それなりに景気はいいのでは、と錯覚しそうです。また、広告の効果ってどれほどのものなのでしょうか。素人はちょっと疑問に思います。
 

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2008/09/23

磯崎新の「都庁」

 ちょっと前に買った本なのですが、ずっと積ん読になっていたのをやっと読み終えた『磯崎新の「都庁ー戦後日本最大のコンペ』。すごく面白い本でした。本文が460ページをこえる大作ながら一気に読ませてくれる内容です。
 この本は、新宿にある東京都庁の設計を巡り、コンペに参加した磯崎新の仕事を克明に描いたノンフィクションです。コンペはいまから23年前、1985〜86年に行われ、そこで勝利したのは丹下健三です。磯崎と丹下は東大の丹下研究室で師弟の関係にあり、いわば師弟対決となったコンペです。

Isozaki

 筆者の平松剛さんは、大学院で建築構造学を学んだ建築の専門家です。この著作では膨大な資料を基に、コンペの経緯を丹念に描き出していきます。ここではコンペの師弟対決だけではなく、昭和の建築界のひとうつの大きな流れ、東大建築学科の系譜も追っています。すなわち、岸田日出刀(きしだひでと・この人のことをはじめて知りました)、丹下健三、前川國男、磯崎新そして青木淳まで。その与えた影響にも言及しているのがこのノンフィクションの優れている点です。
 ちょっと本書からずれますが、私が武蔵美の卒論で取り上げたせんだいメディアテークの設計は伊東豊雄さんでした。設計者を選ぶ設計競技(コンペ)の審査委員長が磯崎新で、メディアテークという言葉と概念を持ちだしたのも磯崎でした。また、磯崎と師弟関係にはありませんが、伊東豊雄さんも東大建築の出身です。
 この東大建築の系譜を調べると、まだまだ興味深いことが多く発見できそうです。建築に興味のある方には、ぜひおすすめです。

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2008/09/22

液晶絵画という創造

 今年の3月ころ、知り合いの方から「液晶絵画」という企画を三重県立美術館でやっていると教えてもらいました。とても興味があったので、三重まで行こうと思ったのですが、結局行けずじまい。しかし、この企画展が東京都写真美術館に巡回してきて、やっといってきました。
 Lcdこの企画展は、液晶ディスプレイと液晶プロジェクターを使った映像表現の作品を見せてくれるものです。いわゆるビデオアート作品の展示ですが、特徴は映像機器にこだわりをもったところです。液晶ディスプレイの大手メーカー、シャープが特別協力をして、ディスプレイをすべて貸し出しているようです。ビデオアートの企画でありがちなのは、映像を映し出す機器の画質にあまり配慮が払われないことです。この企画では、しっかりと調整されたディスプレイが使われていました。
 全体の感想をいうと、とても面白く刺激的でした。14名の作家の作品が展示されているですが、その中で印象に残ったのは、まず千住博『水の森』。8面の液晶ディスプレイが、あたかも四曲二双の屏風のごとく置かれ、そこに水墨画とも思えるモノクロ映像が映し出されます。静止画ではなく、静かに動いている動画。静寂な時間が流れていきます。実は千住先生の絵画にはあまり心が動かない私ですが、これはいいです。新しいメディアに挑戦する姿勢もすごいと思います。
 森村泰昌の動画表現も秀逸です。フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』をモチーフにして、森村がターバンの少女を演じている動画作品は、楽しいです。ほんとは森村さんなのに、少女に見えるのが不思議。
 いちばん気になったのは小島千雪の『リズミカルム 砂の陸』。この人の作品をみるのははじめてですが、優しい映像が心地よく、イメージが広がっていく素敵な世界です。
 また、ビデオアートの大御所、ビル・ヴィオラブライアン・イーノの作品もあります。ビデオアートファンでなくても楽しめます。おすすめ。
 
 

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2008/09/21

アートバブルとは、を知りたかったのだが

 毎月、かなりの新書がでていいます。その中でも、最近はいくつかアート関係の本もコンスタントに新刊として登場していますね。光文社新書の新刊「現代アートバブル」をそのタイトルにひかれて買いました。この本は銀座の吉井画廊の2代目で、現代美術ギャラリーhiromiyoshiiを運営している吉井仁美さんが著者です。
 Art_bubble素直な感想から言うと、少し期待はずれでした。本のタイトルは「現代アートバブル いま、何が起きているのか」ですが、そのアートバブルの現状とか起きている理由はほとんど書かれていません。本のタイトルと内容は合っていないわけです。大半は、吉井さんのギャラリーをやってきた経験や、そこから導きだされる意見、主張が書かれています。本の帯にこうあります。「21世紀のコミュニケーションツール 見方、選び方、楽しみ方」。現代アート入門書というところでしょうか。
 内容は興味深いことが多く含まれています。ただ、文章表現が平坦で、読んでいて面白い印象を受けなかったのは残念です。この本に限らず、最近の新書には、文章のプロでない人を著者にするせいか、文章として面白くないことは、時としてあります。
 ところで、現代アートってほんとにバブルなんでしょうか。そこが知りたいです。
 

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2008/09/20

ラーメン二郎の総本山へ

 一昨日のことではありますが、三田方面で用事がありました。それを終えたのが午後2時頃。ふと思いついてラーメン二郎の本店へ。大学のとき、散々通ったのですが、それも早30年前。店の場所も当時は別のところにあったのですが、いつのことか移転しています。
 Jiro_honten2長蛇の列、と予想していたのですが、まだ慶應大も授業が始まっておらず、時間も遅かったので並んでいるのは2人だけ。これはと、ふらふらと入ってしまいました。おやじさん(確か山田さん)も相変わらず(ちょっと年を取ったかな)元気そう。むかしはカウンターで注文してました。着席するとしばらくして、まず、「大、小」と麺の量を聞かれます。「大」と答えます。麺が茹で上がり、スープを入れた丼に麺をいれる直前に、「そちらは?」って再度聞かれます。「ニンニク、野菜」とトッピングを答えて、ラーメンが完成。カウンターの上に置かれます。(ちなみに赤いカウンターは昔も今も同じ)
 いまは、食券になってしまいました。学生のころは大概、「おお豚ダブル」だったのですが、今はそれは無謀。「ラーメン」(500円)にします。昔はこれが確か「ただのラーメン ○○円」と壁に貼ってありました。確か290円くらいだったのでは。
 で、二郎本店のラーメンはこれです。これでも普通のラーメンの倍くらい量がありそう。

Jiro_honten

 当時もこんな味だったのか。記憶にございません。でも、美味しくいただきました。
 

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2008/09/19

興味深く見たフェルメール展

 昨日は用事があって会社を休んだのですが、午後3時頃自由になったので、思い立って上野に「フェルメール展」を見にいきました。混雑しているかなと思っていたのですが、平日、雨、ということか行列なく入れました。
 Photo実は、フェルメールという画家にはそんなに思い入れはありません。フェルメールの作品を見たのは、3年ほど前、国立西洋美術館で「窓辺で手紙を読む女」だけです。しかし、「フェルメール展」では32から36点ほどの作品しか現存していないうち(様々な説があるようです)、7点もの作品がきているとのことで、見ておく価値はありそうです。
 フェルメールが暮らした故郷、オランダのデルフト。この展覧会では、デルフトで活躍した画家の作品たちの作品と、フェルメールの7点の作品で構成されています。ピーテル・デ・ホーホやカレル・ファブリティウスなどの作品をまとまって見るのははじめてです。精緻に描き込まれたキャンバスをみていると、心静かになっていくのを感じます。
 フェルメールもこれだけまとまった作品を一度にみると、熱狂的なファンが多くいることが、ちょっとわかる気がしました。優しさが光で表現されているのですね。
 7点の中には、いまだ真作かとの議論もあるという「ヴァージナルの前に座る若い女」も個人蔵とされて出展されています(2004年にロンドンのサザビーズ競売で約32億円で個人に競り落とされたため)。
 全世界のミュージアムに点在するフェルメール作品、7点もの作品がまとまってみられるのはこの展覧会をやっている日本だけかもしれません。

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2008/09/18

よその家をみる楽しみ

 Casa BRUTUSの今月号は「コレクターの居住空間」なる特集、本屋で見つけて思わず買ってしまいました。こだわりのコレクションを、部屋の中にどう飾っているかという、まあ単純な企画ですが、これが面白い。
 Brutus_10美術家の杉本博司さんのコレクションは「古美術から宇宙食まで」。さすが、どれもセンスが秀逸です。また、ジャーナリストの鈴木布美子さん(この人の若い頃知っているのですが)のコレクションはアート。お家は、いまや有名な建築家・青木淳さんの設計(住みやすいかな?)。そこでギャラリストの小山登美夫さんと対談しています。アートに囲まれた部屋、いいです、羨ましいです。
 この特集を読んでいて感じたのは、コレクションの面白さもさることながら、よその家を覗く愉しさです。「週刊文春」では有名人宅のリビングをみせてくれる連載がありますが、これも同じですね。下世話な企画ではありますが、そこをうまくみせてくれたCasa BRUTUSは、うまいです。

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2008/09/17

秋のビールといえば……

 やっとすこしだけ秋らしくなってきたこの頃ですが、いつの季節になってもビールが夜のお友達です(苦笑)。ちょっと前は、季節ごとに限定のビールが店頭に並んだものです。が、最近はめっきり少なくなりました。今、店頭で見かけるのはキリンの「秋味」だけです。それもちょっと申し訳なさそうに並んでいる気がします。半ダースだけ買ってみました。キリンらしい喉ごしです。

Akiazi

 やはり、季節限定ビールというのは利益率が悪いのでしょうか。秋味、といっても特に秋の味わいがあるわけではないし、なんとなく気分で飲んでいるところがあります。温暖化で、いつまでも夏のような秋のようなこの頃ですが、ぜめてビールには季節を感じたいところですが、企業としてはそうもいかないようです。

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2008/09/16

JIM THOMPSONブランドの魅力

 先日、タイのジム・トンプソン・ハウスのことを書きました。ジムは1967年、突然失踪し、今でもその消息は謎のままです。現在ではジム・トンプソンはブランド化し、タイ国内を中心にいくつも店をやっています。衣類、バッグ、ポーチ、ケース類などセンスのいいものを作っています。
 ジム・トンプソン・ハウスや、バンコックには何店舗もあります。ここのデザインは、さりげない色彩のバランスが特徴といっていいでしょう。色と模様が独特で、日本ではありそうで、あまり見つけられないセンスの良さです。いくつか買ってきたのですが、そのひとつ、眼鏡ケース。ストライプ柄がお洒落。現地で430バースですから、1バース=3.6円で計算すると1550円ほど。安いですね。日本の通販だと、2倍以上しているようです。

Jim_glasses_case

 何年か前までは、日本のデパートにも出店していたようですが、いまはすべて撤退しています。今の東京なら、ジム・トンプソンのセンスは受け入れられる、と思っているのですが。残念ながら、タイに買い出しにいくしかありません。

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2008/09/15

ガイドブックになさそうなタイのレストラン

 タイの写真を整理していたら「そう、このレストラン良かったな」と思い出したところがあります。このお店、タイに詳しい方に連れて行っていただいた店です。川辺にあり、気持ちがいい場所です。ともあれ、ここでいただいた料理をごらんいただきましょう。料理名は私の命名です。

生海老のサラダ
Salada

海老の炒めもの
Shrinp

牡蠣の卵とじ(オースワンというタイではポピュラーな料理)
Kaki2

 どの料理も美味しくて、安いです。
 このレストラン、Ruen Chao Prayaという店名なのですが、ネットで検索してもほとんどひっかりません。この方のWEBが詳しいです。ガイドブックには載ってないだろうな、この店。

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2008/09/14

セルビアのナイーブ・アート

 知り合いの方から、多摩美術大学美術館の招待券をいただいたので、出かけてきました。開催されているのは「セルビアのナイーブ・アート」。大変失礼なことなのですが、セルビアの正しい位置さえ知らない私です。旧ユーゴスラビア連邦から2006年に独立した新しい国ですね。正しくはセルビア共和国、場所はここ。

Photo

 セルビアのコヴァチッツァという村に独学で活動するアーティスト達がいます。彼らの作品はナイーブ・アートと呼ばれています。
「セルビアのナイーブ・アート」では、このコヴァチッツァで活動したアーティストの作品約70点が展示されています。明るい色彩、遠近法にとらわれないような平面的な表現、風景や生活を中心とする描写などが特徴といっていいのでしょうか。あたたかい作品が多い印象です。あたかもアンリー・ルソー作品を見ているかのようです。

結婚式 カタリーナ・デュリショヴァ
080727_05

 あまり見る機会がないナイーブ・アート作品に触れた貴重な企画展でした。なお、会期は残念ながら今日まです。


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2008/09/13

FIGAROの現代アート特集

 芸術の秋、ということでしょうか、「フィガロジャポン」今月号では『そういうことなの、現代アート』という特集です。この雑誌、女性誌なのですが、どの辺の層をターゲットにしているのでしょう。現代アートをテーマにするのですから、若い層(20代前半とか)なのでしょうか。
 Fugaro雑誌でのアート特集って、難しいなと思います。特定のテーマを掘り下げるのではなく、一般的な内容になりがち。この特集でも、現代アート入門ということで、アーティストの紹介+αな記事で構成されていて、アートの楽しさまでは伝わっていない感じです。
 それにしても、このフィガロジャポンという雑誌、こんなありきたりな内容のものだったかな。以前は、もっとマニアックな雑誌だった気がするのですが。いつの間にか、ふつうの女性誌になってました。

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2008/09/12

大甚、独特な飲み屋

 名古屋で仕事が終わったのが夜の6時頃。まっすぐ東京に戻ればいいのに、ちょっと寄り道。前いたうちの会社のビルは伏見の駅にほど近い場所。その伏見の駅のそばに、古い店構えの居酒屋があります。その名を「大甚」。WEBでみると、創業は明治40年だとか。
 Daizinこの店の特徴は、カウンターとか、ショーケースにある酒肴を自分で取りに行くシステムです。小皿に盛られた様々な料理から、好きに選ぶことができます。焼き魚とか焼き鳥は別途注文するようですが、基本はセルフサービス。
 また、飲み物もビールと酒(日本酒)のみ。例えば焼酎、ワインなんてものはありません。こんな店ですが、とても混んでます。お客さんも、比較的年齢層が高い。若いお姉さんはみかけません。こんな店が東京にもあったら、きっと行列でしょうね。

Daizin2

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2008/09/11

名古屋の名物といえば

 昨日は名古屋へ出張。名古屋は7年前に勤務してした場所なので、少しだけ土地勘があります。慌ただしい日帰りでしたが、昼飯時に名古屋駅についたんで、ごはんをどうしようかと、思案。名古屋の名物はいろいろありますが、やはりこれかな……みそかつ。
 駅の地下街に、みそかつの名店「矢場とん」があります。そこで昼飯を、と思ったのですが13時になっていたのに行列。あまり時間がないので、ここはあきらめて、もうひっつの名古屋名物、きしめん屋に入りました。
 ここにもみそかつ定食がありました。この定食、なんとご飯ときしめん付きのボリューム。名古屋の名物二つを堪能しました。でも、とんかつに味噌がのってるみそかつ、何回食べても美味しいとは感じないのですが……。これって私の舌がおかしいのでしょうね、きっと。

Misokatu

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2008/09/10

スピリッツにいろいろ付いている

 コンビニで見かけた「週刊 スピリッツ」、なぜか紐が掛かっています。表紙には新創刊、の文字。どうしたんだろう。ちょっと気になったので、最後の一冊を買ってきました。どうやら、リニューアルらしくて、別冊4冊とDVDまで付いてます。これで300円は安いかも。
 SpritsDVDにはアイドルの映像(名前をみてもほとんど知らない)と表紙アーカイブが収録されてます。90年代から最近までの表紙があるのですが、オジサンにとって興味深いのは90年代。結構熱心にスピリッツを読んだいた頃です。タレントが表紙ですが、当時のアイドルが懐かしい。宮沢りえ、松たか子、瀬戸朝香、小泉今日子、鶴田真由、菅野美穂、中山美穂……。また、別冊では「今日から読めるスピリッツ入門ガイド」として、連載ものの復習が載ってます。この号から読んでも大丈夫、というわけです。
 コミック誌はどれも部数が減っているようですが、このスピリッツも例外ではないのでしょうか。いまごろ新創刊にすることに、どんな意味が込められているのか。ちょっと勘ぐってしまいます。
 

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2008/09/09

山田長政とアユタヤ

 タイではバンコク市内で反政府デモが行われていて、当初予定していた市内の王宮、寺院の観光をあきらめて、アユタヤまで足を伸ばしました。アユタヤ遺跡は世界遺産に指定されていて、見事です。
 アユタヤにはツアーで行ったのでが、そこでちょっと面白いところに連れて行かれました。アユタヤ歴史研究センターというところです。17世紀、かつてアユタヤで活躍していた山田長政、学校の歴史で習いました。この人を中心に、一時アユタヤに日本人町ができていて、この資料などが展示されている施設があります。
 この施設が立派なんですね。日本でいえば、地方にある歴史資料館レベルのもの。建物は2つもあって、いろいろな展示がされています。実はこの建物ODA、つまり1日本のお金でつくられたものなんですね。建物の中には、「山田屋」という屋号の土産物屋までありました。こんな施設、日本人しかいかないだろうな、思いながらの見学でした。

Yamada2

Yamada


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2008/09/08

Thailandで休日

 休みを取って、タイに行ってきました。現地では過ごしたのは正味2日という結構慌ただしい旅でしたが、タイに詳しい方に案内いただき、ガイドブックに載っていないようなところにもいって、かなり楽しめました。
 印象に残ったところを、少し記しておきます。タイでの観光といえば、ワット(寺院)ですが、もうひとつ見逃せないところがあります。タイシルクを世界に広めた功労者として有名なジム・トンプソン。アメリカ人ですが、彼が暮らしていた家「ジム・トンプソン・ハウス」として、バンコクに保存されていて、公開されています。
 トンプソンは古美術のコレクターしても知られ、家にはタイ、ビルマ、カンボジアなどの美術品が飾られていて、見ごたえがあります。

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タイにいったらぜひ訪れたい場所です。

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2008/09/04

ちょっと留守にします

 遅めの夏休みで、ちょっと旅にでます。海の向こうにいって、7日の夜に戻ります。

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麻布十番のたぬき煎餅

 珍しく麻布十番近辺で仕事。以前はよくきたのだが、最近はご無沙汰でした。十番商店街をうろつくひまはなかったので、「豆源」で土産でもと思ったのですが生憎定休日。そこで、「たむき煎餅」へ。ここも歴史を感じる店ですね。
 店内には、いろんなお煎餅が並んでます。どれも狸です。元老狸、古狸、大狸、小狸、たぬ吉、狸ばやし……。煎餅で、これだけバラエティに富んだいると、楽しい気持ちになりますね。迷って、古狸を買ってきました。堅さと歯ごたえを追求したお煎餅だそう。

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 写真ではわかりませんが、煎餅には狸の顔があります。かわいくて、歯ごたえもある、美味なるおせんべいでした。包装紙のキャラクターもかわいいです。

Tanuisenbei2

 東京を感じる一品です。

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2008/09/03

昼飯、200円だとか

 週刊プレイボーイという雑誌、なかなか時流を捉えていて、いつも中吊り広告をみるのが楽しいです。今週号は特に気になる特集があったので、ほんと久しぶりに買ってみました。北京オリンピック 男子100メートル×4リレー Playboy銅メダル4選手のインタビューも興味深いのですが、巻頭の特集「昼飯200円の衝撃メニュー」がすごい。
 記事によると日経新聞が6月下旬に「働く男女の平日の昼食」について消費者調査を行ったところ、なんと1回の昼食に使う金額が200円未満の人が、全体で22.2%で最多だとか。ほんとでしょうかね。値上げの影響はここまで深刻? 記事では、ファミレスとか、コンビニに取材して、この調査結果を追っているのですが、ほんとの実態はどうなんだろう。会社のそばの定食屋は、1000円近い値段のとこも、行列しているし、200円ですましている人もみかけないのですが。
 サラリーマンも少ない楽しみ、昼食が惨めなものになってしまうのは、ちょっと寂しい。昼時だけでも、ゆったり過ごしたいです。

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2008/09/02

東北のアートを応援したい

 宮城の新聞・河北新報が運営しているSNS「ふらっと」というのがあります。宮城県に在住している方以外、あまり知れ渡っていないかもしれませんが、着実に活動をしています。以前、このブログを河北新報で紹介していただいたので、この「ふらっと」にもミュニティを作りました。『宮城+東北のアートを楽しもう』というものです。
 でも、今年の4月に東京に戻ってしまって、このコミュニティも放置したままでした。先日、久し振りにのぞいてみたら、いくつも書き込みをいただいていました。メンバーもいつの間にか、44人になってます。驚きと感謝です。宮城のアートコミュニティって、あまり無いのかな。皆さん、このコミュニティを使っていただいているようです。
 東北にも、地道にアートを支援する活動をしている方がいらっしゃいます。(たとえば秋田のこの方。仙台にいたとき、NHKのニュースで拝見しましたが、ついに訪れる機会がありませんでした)住まいは東京に戻ってしまいましたが、芸術性の高い風土である東北のアートを、機会があれば支援していきたと思っています。

☆「ふらっと」はここをクリック→mixiとは違って、会員の招待がなくても入れます。

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2008/09/01

洋雑誌は買えないの?

 先月の末だったか、洋書を輸入している日本洋書販売(洋販)が自己破産を申請したというニュースが流れました。洋販の関連会社が、青山ブックセンターを運営していたので、この本屋が大丈夫かと心配しました。幸い青山ブックセンターは無事にやっています。それより、本業のほうがどうもまずいようです。
 Nationai_geographic昨日、スーパーマーケット田園によったとき(ここ高級スーパーなので買う物ないのですが)、洋雑誌が置いてある棚を見てみると、どうやら最新刊がないようです。棚にあるのはちょっと古い号で、すべて半額で販売されていました。おかげで、NATIONAL GEOGRAPHICが500円くらいで買えましたが、最新号は入荷しないのでしょうか。棚のところには、「洋販が自己破産申請のため、入荷のめどが立たない」と張り紙があります。調べてみると、インターネットでの販売も、洋販から仕入れるところは、ダメですね。
 洋雑誌、買えないと困る人、多いんじゃないでしょうか。どうしているんだろう。

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