江戸切子の技
昨日、渋谷の東急本店まで出向きました。デパートなど(デパ地下以外)めったに行かないのですが、お目当ては工芸ギャラリーで開催されている「小林叔郎・山田輝夫 切子二人展」です。江戸切子、あまり馴染みがないかもしれません。切子、すなわちカットグラスです。江戸時代後期に制作され、いまも東京都内の職人に、その技が受け継がれている伝統工芸です。
実は、昨年武蔵美の科目「工芸」で、工芸品の生産現場を見学してレポートする課題がありました。その際、工房を訪れ、見学させていただいたのが、小林叔郎さんです。催しのご案内をいただき、会場にうかがったわけです。残念ながら小林さんは会場にはいらっしゃいませんでしたが、展示されている作品をじっくり拝見しました。
ガラスをカットして作られる江戸切子は、芸術作品です。切子に限らず、伝統工芸の素晴らしさは、実物をみて、そして触れなければその良さはなかなか分かりません。伝統工芸の置かれている状況は、厳しいものがありますが、この職人芸は受け継がれて欲しいと思います。
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受信: 2008/06/24 07:17
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