MOTの上田コレクション
東京都現代美術館(MOT)の常設展示では、いつもとちょっと違った作品をみることができます。いま開催中の常設展は『新所蔵作品展ー「賛美小舎」上田コレクションより」と題され、昨年度あらたに美術館のコレクションに加えられた作品が展示されています。その中心は上田國昭・克子夫妻によって集められた「上田コレクション」です。
上田國昭・克子夫妻は、長年都立学校で教鞭をとっていた方。しかし、展示された作品をみると、失礼な言い方かもしれませんが、およそ市井の人のコレクションとは思えない質と量です。展示のタイトルに付けられている「賛美小舎」は「小さな我が家とそこでの美術活動」を意味するといいます。なんか、いい言葉ですね、賛美小舎。うちも小さな家ですが、まだまだ美術活動は満足なものではありません。
展示された作品は、現代美術ながら、心安らかにみることが出来る作品が大半です。私の嗜好と、上田さん夫妻の求める方向が、同じかもしれません。ともあれ、これだけのコレクションを美術館に寄贈する姿勢を賛美します。
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