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2007/07/14

本物を見る目

 仙台では日経新聞の夕刊がないため、東京に戻ったときはつい駅の売店で買ってしまいます。昨日の夕刊の最終面のちょっと興味深い記事がありました。「こころの玉手箱」というエッセーで、この日はシャープ相談役の辻晴雄さんの「ネクタイ」と題されたエッセー。
 その内容は、辻さんの70年代前後の体験です。年末の家電店の挨拶回りを済ませた後、上司に連れられてデパートに。そこで、『ダンディーな上司』は3万円ほどする上等なセーターを買った。その上司曰く、
「本当に良い物、本物を見る目を養っておけ」そして「君もかったらどうだ」と。
 辻さんにはそんな高い物を買う勇気はなく、大枚8千円をはたいてネクタイ買ったそう。このネクタイがきっかけになって、辻さんはスーツや靴に凝りはじめ、良い物を買うことになったといいます。
『本物を見る目』久しぶりにきいた言葉のような気がします。ファッションでは、自分としてはGAPとかユニクロとか、買うのは数千円のものばかり(笑)。オシャレを通じて、本物を見る目を養う、なんてことほとんど縁がないですね。そもそも本物ってなんなのか。いろいろ考えさせられた記事でした。

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コメント

賽目さん
おっしゃるとおり、「本物」の意味が、現代ではかなり薄まっているようです。こんな趨勢の行き着く先はどうなってしまうのか。かなり、不安になります。

投稿: 自由なランナー | 2007/07/29 15:20

たしかに70年代くらいまでは古き良き時代で、「本物」といってもいいものがよのなかにはそんざいしたと思うのですが、いまはどうなのでしょう。いろいろな工場に取材に行くと、OEMがいかに世界を席巻しているかがよくわかります。

ある包丁の取材ではありとあらゆるメーカーの刻印があって、驚いたものです。特上の包丁をつくれる職人が一人しかいなくなってしまったので、仕方がないことのようですが。

OEMは「本物」の意味をずいぶん薄めてしまったように思います。

投稿: 賽目 | 2007/07/14 17:39

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