気骨の人、城山三郎さん
昨日報じられた悲しいニュース。作家の城山三郎さんが亡くなりました。つい最近まで、活動をされていたので、かなり驚きました。
城山さんの著作を最初に読んだのは、確か「毎日が日曜日」だったと思います。それ以来、かなりの城山作品を読んできました。ビジネス社会を舞台とした多くの小説は、サラリーマンを長らく仕事としているものにとっては、ある時は生きることへの指南役であり、あるときは活力を生むための刺激薬であり、そしてまた、夢を見させてくれる物語でした。
その著作はどれもタイトルが魅力的です。「勇者は語らず」、「わしの目は十年先が見える -- 大原孫三郎の生涯」、「素直な戦士たち」、「今日は再び来らず」など、思わず手に取りたくなる題名ばかりです。
城山さんといえば、気骨の人、というイメージがあります。昨年読んだ対談集『気骨について』も印象深かった一冊でした。人間としての筋を通した生き方を全うされたのではないでしょうか。
ご冥福をお祈りします。
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コメント
ろこさん
はじめまして。
ご来訪ありがとうございます。
「落日燃ゆ」、素晴らしいタイトルだと思います。
投稿: 自由なランナー | 2007/03/26 23:51
MISTAKERさん
ジョガー、酒飲みと共通項が多いようですね。今後もよろしくお願いします。
以前(とはいっても20年以上前)、福岡の住んでいたので、ちょっと馴染みがあります。いい街ですね。
また、ブログにお邪魔します。
投稿: 自由なランナー | 2007/03/26 23:42
~魂 静かに〜さん
こんにちは。
お隣の岩手ですね。
>無理に変革を求めているように思える今日この頃、少し立ち止まってよく考えてみることがどれだけ大切かを説いていた作家
おっしゃるとおりだと思います。
変わることだけがいいことではありません。
投稿: 自由なランナー | 2007/03/26 23:23
はじめまして
TBをありがとうございました。
「落日燃ゆ」。
城山三郎さんのご実家付近を散策して、その記事を載せた翌日に訃報が入りびっくりしているところです。
こちらからもTBさせていただきたいとおもいますが、よろしゅうございますか?
投稿: ろこ | 2007/03/25 10:17
Akihito~友部丹人さん
ご来訪ありがとうございます。
これを機に、ブログにお邪魔させてください。
投稿: 自由なランナー | 2007/03/25 08:48
あ、いかん。URLを書くとば忘れとった。http://www.nishinippon.co.jp/nnp/column/syunzyu/20070324/20070324_001.shtml
であります。あわてもん・のぼせもん・博多んもんのMISTAKERでした。すんまっせん。
投稿: MISTAKER | 2007/03/25 02:46
自由なランナーさま。TBありがとうございます。折り返しのTBを飛ばさせていただきました。
え~、実は、自分も一応はジョガーであります。また大酒飲みで料理好きでもあります。なかなかに共通項もあるようで嬉しい限りであります。今後ともどうかよろしくお願いいたします。
おっと、本題を忘れるところでした。城山氏のタイトルが魅力的ということについては、自分とこの地元新聞に以下の記事がありましたのでURLを記しておきます。ご参照くださいませ。
投稿: MISTAKER | 2007/03/25 02:43
無理に変革を求めているように思える今日この頃、少し立ち止まってよく考えてみることがどれだけ大切かを説いていた作家だったのでは、と思います。
内容は少し古いですが…『打たれ強く生きる』(新潮文庫)が印象にあります。
投稿: ~魂 静かに~筆者 | 2007/03/24 12:18
◆自由なランナー氏
初の訪問なり
是 初の湖面渡に御座る
さても
予が武路愚へトラバり賜りて
いと嬉し
今後とも宜敷願上候 頓首
*予もトラバれば了とされんことを・・・
投稿: Akahito~友部丹人 | 2007/03/24 06:01