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2007/03/12

和楽の特集は「日本の美術館はどこへ行く?」

 今月号の和楽は、特に表紙が艶やかです。江戸時代の「源氏物語図屏風」(花宴)の部分ですが、桜の花の下での朧月夜と光源氏の出会いのシーンを絵描いた美しい絵です。表紙には桜の花の型押しがされていて、コストがかかっている感じです。

Waraku

 特集は「21世紀、日本の美術館はどこへ行く?」で。美術専門誌や、ブルータス、エスクァイアあたりがやりそうな固いタイトルの特集で、女性誌の和楽が組む特集としては意外な感があります。この春、東京・六本木のミッドタウンにサントリー美術館と21_21DESIGN SIGHT、2つのミュージアムができ、森美術館、そして先日オープンした国立新美術館と、「美術館トライアングル」が出現します。そんな中、美術館とは何か、特に大型ミュージアムの動向は注目されています。
 こ和楽という雑誌は、定期購読のみで読めるもので、一部の書店を除いては店頭で買えません。先日、女性誌創刊ラッシュのことに触れましたが、この和楽も35歳から45歳をターゲットにしているようです。年齢としては創刊された marisolと同じような層を狙っていますが、そのつくりはまったく違います。和楽では、美術関連の記事が多い。そしてどれもオジサン美術ファン(私のこと)でも楽しめます。 marisolでは美術の記事がわずか1ページなのと対照的です。
 特集「21世紀、日本の美術館はどこへ行く?」では建築家・安藤忠雄と三宅一生との対談など充実しています。また折り込み付録として、『「知的日本美術鑑賞53のキーワード』がついてます。表紙になっている「源氏物語図屏風」は六曲一双の屏風ですが、これがどういう意味なのが、この付録をみればわかります。
 ともかく、東京周辺のアートファンには楽しみな春ですね。

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コメント

163さん
こんにちは。
女性誌好きです(笑)。
和楽はおそらく売れているのではないでしょうか。定期購読が前提で、部数の読みもできますし、うまく展開している気がします。男でも、充分楽しめる内容はレベルが高いと思います。
東京近辺は、やはり景気が戻っているんでしょうね。地方にいると、ほとんど感じませんが。
美術館が注目されるのは、アートが広がることにもつながるので、嬉しいです。

投稿: 自由なランナー | 2007/03/14 08:18

こんばんわ
女性誌はやはり気になりますか?

和楽が続いているというのは、実際売れているということなのか?気になるところです。
この創刊ラッシュやはりやや右肩上がりの景気に、広告が入りやすくなったということなんだろうかと考えておりました。

美術館の特集が多いのも、好景気がウソではないということなのかなぁと思いつつあります。

先日の森美でのシンポジウムも大美術館はどこへ向かうのか?でした。おそらく編集部も参加していたのでしょうね。
美術館が注目を浴びるのは、うれしいことかなと思います。

投稿: 163 | 2007/03/12 20:14

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