新書って、いったい何種類あるんだろう
書店で見つけた「ルノワールは無邪気に微笑む」(千住博)という本。これ、朝日新聞から今月創刊された『朝日新書』の一冊。新書ブームと言われて久しい気がしますが、どれほどの出版社から新書、出されているんでしょう。新聞の広告で、「読みたい本だな」と思って本屋にいっても、店頭には新書があふれかえっているので、お目当ての本が見つからないこともしばしばあります。この朝日新書の一冊に「新書365冊」なんてのがあるのが、新書が溢れかえっている実態を反映していますね。
次々出される新書のタイトルをみていると、スタンダードなテーマを扱って、古典になっていくであろう本も多いですが、その一方で、ほんに一時期しか「旬」ではない、流行ものを扱った本も目につきます。例えば、朝日新書の来月の新刊予定に「早実 VS 苫小牧」なんて一冊があります。これなんて、典型的な流行本でしょう。こんなテーマをみていると、発想が雑誌的だな、と感じます。月刊誌の特集で取り上げるテーマを、新書をつくってしまった感覚。
確かに、読者は気軽に読めるのでいいのですが、読んだ後、残らない本も少なくありません。それに、一冊、700~1000円と、決して安くはありません。気をつけて選ばなければ、散在してしまいます。
ちなみに、新書を探すのに、とてもいいサイト『新書マップ』を見つけました。便利にできています。
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受信: 2006/11/10 12:24
コメント
tantanmeさん
こんにちは。
おしゃるとおり、お手軽な新書も増えてきて、読んだ後後に残らないこともあります。買うとき、気をつけないといけません。
投稿: 自由なランナー | 2006/10/24 22:44
新書も文庫本も,うっかりすると千円札が何枚か飛んでしまいます.実はハードカバーと値段がさほど変わらないんですね.ということは新書ブームは出版社にとっては,美味しいということなのでしょうか.軽くて,とっつきやすいのが良いのですが,最近は本当にお手軽なものも増えてきたので,読み終わったあと,ちょっと後悔するときもあります.
投稿: tantanmen | 2006/10/22 16:20