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2006/09/18

遠藤周作、46年目の遺稿

 今年は作家・遠藤周作の没後10年。マスメディアで、遠藤の作品や、遠藤の人となりが取り上げられています。その中で、先日遺稿が発見され、新刊として発売されました。『十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい』と、ちょっと長いタイトルの本。発見された原稿にタイトルがなかったため、本文の冒頭の書き出しをタイトルとしたもの。

Endo

 46年前に書かれた原稿は、手紙の書き方を「孤狸庵先生(こりあんせんせい=遠藤周作)」が丁寧に教えてくれる内容。なにせ昭和35年に書かれたものですから、時代背景は全然違います。メールはおろか、ファックスもない頃。でも、読んでみるといまでも新鮮な「教え」がいくつもあります。

 遠藤周作作品は、何冊も読みました。特に『沈黙』、『私が棄てた女』が印象に残っています。また孤狸庵先生のエッセイも軽妙です。遠藤周作は、大学の先輩でもあり、かなり昔ですが息子さんとも飲んだこともあり、なんとなく親しみがありました。
 
 また、この原稿をもっていたのは櫻井秀勲さん。この方は現在女性問題評論家として活躍していますが、以前光文社で編集者として活躍。その時、若き日の遠藤を担当していました。その頃何故か、遠藤の原稿が櫻井さんの元に預けられていたようです。実はこの櫻井さん、私の仲人なんですね。昨年暮れに久しぶりにお会いしましたが、お元気そうでした。機会があれば、またお邪魔して遠藤周作事件の顛末をお聞きしようと思ってます。

櫻井秀勲さんのWEBです。なかなおもしろい。顛末はここを。

朝日新聞にも掲載されました。 「遠藤周作の未発表作あった」

この本です。 海竜社・1575円

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» 遠藤周作 没後10年 [それでさ。]
遠藤周作の未発表作が見つかったそうだ。元編集者であり評論家の櫻井秀勲氏のもとにあ... [続きを読む]

受信: 2006/09/18 17:04

» 十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。 [“駄目社会人”小ヤギさんの戯れ]
10年目の奇跡。 『十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。』 遠藤周作 著 遠藤周作流手紙の書き方。 最後に手紙を書いたのは何年前でしょう。 手紙を書くことなんてもうそんなにありませんが、 手紙をメールに置き換えても通用する内容。 それでもやっぱり手紙の方がアジがあってよいやねぇ。... [続きを読む]

受信: 2006/09/19 20:40

コメント

小ヤギさん
こんにちは。

ご来訪、TBありがとうございます。

櫻井さんから顛末をきいたら、ご報告します。
ブログ、またお邪魔します。

投稿: 自由なランナー | 2006/09/21 16:14

TBありがとうございます。
ということでこちらからもTBさせていただきました。

ぜひ櫻井氏に遠藤周作事件を聞いてみてください。
その顛末を楽しみにしています。

また遺稿が発見されるといいですね。

投稿: 小ヤギ | 2006/09/19 20:47

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