「明日の記憶」を読んで
映画が公開され話題の「明日の記憶」。この原作をちょっと前に読み終えました。テーマは若年性アルツハイマー。この本を読むまで、認知症とアルツハイマー症の違いさえわかっていませんでした。作者、萩原浩さんの言葉、
「記憶を失うことはどういうことなのか?その答えを求めてこの物語を書き始めました。」
若年性アルツハイマー症という重いテーマを扱い、人間にとって記憶とは何か、思い出とはどんな意味があるのか、が問われているように感じました。
この物語の主人公、佐伯は50歳、私と同じ年齢設定。ちょっとこたえます。また作者の萩原さんも’56年生まれで、私と同じ。
物語の最終章は、どうしようもなくもの悲しい展開です。何回も読み返してしまいました。ひとつの「終わり」でありながら、もうひとつの「始まり」をも描いているようなエンディング。
映画、見にいくか迷っています。
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» 記憶の向こうにあるもの・・・『明日の記憶』(2006年8本目) [ON THE ROAD]
『明日の記憶』・・・萩原浩2004年10月出版の同名小説を映画化したものだ。
『アルツハイマー病』を知っているだろうか?
脳の神経細胞が萎縮する・・・平たく言えば脳ミソが縮んで痴呆になる病気だ。
老人の痴呆症のほとんどはこの病気なので特別珍しい病気ではないそうである。
年をとれば脳の老齢化にともない誰にでも起こる可能性のある病気。
いわゆる認知症やボケたなどといわれる症状だ。
しかしこれがまだ�... [続きを読む]
受信: 2006/06/05 23:51
コメント
snikamiさん
こんにちは。
映画、見に行こうとおもっています。ラストシーン、どんな表現がされているのかも、興味がありますね。
投稿: 自由なランナー | 2006/06/01 07:09
はじめまして。仙台人ではない方がみえる仙台の話はとても面白く参考になります。
そうそう、”明日への記憶”。私は映画を見ましたが他人事とは思えませんでした。ブログをはじめたのも忘れっぽくなってきたのがきっかけでした。ラストシーンはちょっと不満です。
投稿: snikami | 2006/05/31 13:33
デハポ1000さん
こんにちは。
記憶をなくす、って怖いですね。私も、ちょっとしたことが思い出せなかったりします。
アルツハイマー、他人事ではないですね、この年では。
投稿: 自由なランナー | 2006/05/28 09:18
恥ずかしい話ですが、少し前慢性頭痛になってまして、薬を飲み始めて2ヶ月ほどしたら、勤務先で「キミ、どうも他の人に同じ事を複数回尋ねているみたいだぞ」「・・・」このときほど首記の若年性認知障害を意識したことはありませんでした。
検査の結果として、薬の副作用(1%前後あるらしい)ということで収まったのですが、本当に怖かったのです。
投稿: デハボ1000 | 2006/05/26 08:41