天台宗の美術に、ただ感嘆
昨日で残念ながら終わってしまいましたが、上野の東京国立博物館で「最澄と天台宗の国宝」展を、駆け込みでみてきました。京都に引き続き、東京での展示が始まり、早く行かねばと思いつつ、ついに最終日の前日に会場へ。おまけに、まったく予習なしに鑑賞に臨むという無謀さです。開き直って、単純に展示されているものを楽しむことにしました。
すごいですね。仏像、絵、書、工芸、どれもすばらしく、みていて飽きることがありません。国宝、重要文化財が目白押し。これだけまとまった天台宗の美術品がみられる機会は、めったにないかもしれません。
特に仏像は、どれをみても心が和みます。その表情、姿勢、そして彫り込まれ、作り込まれた造形は、優雅で、力強さを感じました。
膨大な展示作品の中で、気に入ったのは運慶・湛慶作 「梵天立像・帝釈天立像」。彩色された仏像の、繊細で優雅な姿に魅せられました。
また、神仏習合思想で作られたとされる、一連の曼荼羅図は、ちょっと曼荼羅らしからぬ表現がおもしろいです。
ともあれm日本人としては、もう少しこの分野のこと勉強せねば、反省した展覧会でした。
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» 「最澄と天台の国宝展」 [弐代目・青い日記帳]
東京国立博物館で開催中の
天台宗開宗1200年記念 特別展「最澄と天台の国宝」展に行って来ました。
仏教美術の展覧会も毎年平成館で何かしら催されています。
頭の中で整理のついていない「仏教の歴史」がこうした展覧会を
観ることによって少しでもまとまればよいのですが、単発では
感動することが出来ても中々それが線として結びつかずにいます。
(単に記憶力が悪いという話もチラホラ)
ただこの展覧会に限り「仏教の歴史」はそれほど必要ないかもしれません。
ここから歴史が始まったと言... [続きを読む]
受信: 2006/05/10 20:51
コメント
pocoemonさん
こんにちは。
「仏像にはその時々の自分の姿が映る気がします」
おっしゃるとおりかもしれません。仏像の前に立っていると、不思議な気持ちになってきます。
投稿: 自由なランナー | 2006/05/12 08:14
Takさん
こんにちは。
Takさんのお持ちの知識に比べれば、私なんぞ・・・。できれば、事前に勉強をしていったほうが、作品を楽しめることも多いのですが。なかなかそうはいかないです。
投稿: 自由なランナー | 2006/05/12 08:07
ありがとうございます。
私も勉強中です。
仏像が大好きです。
仏像にはその時々の自分の姿が映る気がします。
だから目が離せないのじゃないかなあと思います。
また遊びに来ます。
投稿: pocoemon | 2006/05/11 00:02
私もいつも反省しっぱなしです。
見終えてから「知ってればな~」と
思うこと数多。。。
そして今日もまた反省。
投稿: Tak | 2006/05/10 20:52
pocoemonさん
はじめまして。
素敵なブログをおつくりですね。じっくり読ませていただきます。
この展覧会、充分な知識がないままみてしまい、ちょっと反省しています。
投稿: 自由なランナー | 2006/05/10 07:56
私も行きました。とても良かったです。おっしゃられている梵天と帝釈天は愛知県・瀧山寺のものではないですか?このゴールデンウイークを利用して瀧山寺まで行ってきました。これに関して私のブログでちょっと面白いことを書きましたので、よろしかったら見に来てください。
仏像研究会活動日誌です。
投稿: pocoemon | 2006/05/09 10:12