西洋美術館のユビキタスを体験
以前このブログで触れた「ウェル.con美術館」上野の国立西洋美術館で携帯端末での情報提供の実験が、この連休中に行われています。昨日、たまたま国立博物館にいったとき、西洋美術館の前を通りかかり、ちょうど借り出しができる時間帯だったので、試させてもらいました。
「ユビキタス・コミュニケーター(UC)」と呼ばれる携帯端末は、予想よりちょっと大きい。
この端末で、美術館の前庭にあるロダンの3作品「カレーの市民」、「考える人」、「地獄の門」の前にたつと、映像+音声、文字+音声の情報がきいたり、みたりできるもの。情報は、作品の基本情報やエピソードで構成。映像は青柳館長により解説と作品を巡る映像(各1分くらい)が楽しめます。
音声、映像で作品に関する情報を提供することはいいことだと思います。これまで漫然とみていた「カレーの市民」なども、情報があることで、見方が変わったりします。提供される情報は、ほどよい量と質で、使い勝手はよいように感じました。
ただ、端末の出来はまだまだ。液晶画面が見にくく、明るい屋外では、ほとんど見えませんでした。また、端末はもう少しコンパクトなほうがいいでしょう。
今後は、西洋美術館の常設展でもトライアルの予定があるようです。新たな試みが、改善、発展していくことを期待したいです。
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