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2006年5月

2006/05/31

コンビニで買う、卵

 最近は生鮮食品を置いているショップ99のような店も増え、コンビニで野菜や、ハムなどを気軽に買えるようになっています。とはいっても普通のコンビニ(セブンイレブンとか、サンクスとか)では、生鮮食品は高いイメージがあってあまり手がでません。
 そんな中、卵だけはたまにコンビニで買ったりします。例えば、セブンでは、卵4個入りパックを売っていて、便利です。

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 卵好きな私ですが、単身生活では卵10個パックでは多すぎ。たいていは賞味期限までに全部食べきれません。また、6個パックでも時としては、危ないことに。4個入りが適当なサイズ。セブンでは4個で。147円、ちょっと割高かもしれませんが、これなら賞味期限を切らすとはありません。これも、ささやかな単身赴任者の知恵でしょうか(笑)。
 


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2006/05/30

和田義彦氏のこと

 昨日の朝から、インターネットで報じられている画家・和田義彦さんの「盗作疑惑」。ショックです。昨年、「ドラマとポエジーの画家 和田義彦展」を松濤美術館でみて、その線と面、そして色のつくる独自の作品世界に魅せられました。芸術選奨の受賞も、その美術展が評価されてのこと。
 いくつかのネット上で、和田氏と、盗作されたと主張するアルベルト・スギ氏の作品が掲載されています。ディスプレイ上でみる限り、かなり似ている、といっていいでしょう。盗作、という言葉が適切でないとしても、これは模倣しているといわれてもしかたないレベルです。なぜ、和田氏ほどの画家が、と不思議な気持ちになります。
 どうしてそうなったのか、本人の言葉を待ちたいところです。

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2006/05/29

ラ・フランスのタルト

 定禅寺通にあるカフェ「ル・グレン」がいつのまにかリニューアル。ここ、ラスク フランスで有名なシベールのお店。これまでのケーキだけでなく、ベーカリーもできて、いろんなパンも売ってます。カフェでは丼もののランチメニューがあったり、すっかりふつうの喫茶店風。
 ここにはお土産用にラスクを買いにいくことが多いのですが、ケーキを急に食べたくなり、買ってみました。さすがに1個というのはできず、2個購入。

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ラ・フランスのタルトと、オアシス。美味しいですよ。特にラ・フランスのタルトは、山形らしいスイーツです、酸味と甘みがほどよく、いい感じでした。

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2006/05/28

宮城県美のパウル・クレー再び

 宮城県美術館で開催されている「コレクションの四半世紀」の第1部「パウル・クレーに会おう」。5月になって、クレー作品が展示替えになっているのを、やっとみてきました。会期は今日までなので、駆け込み。
 展示替えで、新たに出されているクレー作品は7点。
「情熱の園」は14×10センチほどの小品ですが、エッジングで細かく描きこまれた線画。ちかよってみると、小さな人間みたいなものが描かれています。クレー流ミニチュール(細密画)でしょうか。
「アフロディテの解剖学」は2次元の表現で、円柱、円錐があでやかな色彩で描かれています。アフロディテは、ギリシャ神話の美、恋愛の女神ですが、その解剖学とは?なかなかなタイトルですね。
「パレッシオ・ヌア」は赤、青、グレーなどの矩形で構成された、色と形が織りなすクレーらしい作品です。

この「パウル・クレーに会おう」は、残念ながら本日で終了。第2部は「平福百穂を知っていますか」がはじまります。

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2006/05/27

ちょっと寂しい、仙台のFM事情

 今週は仙台で過ごす週末。土日といえども、いつもの習慣で早起きです(笑)。東京の週末の朝は、FMをBGMを聞くことが多いですね。J-WAVEやINTER FMだと、朝の時間帯はDJも少なく、ほとんど音楽が流れるので、寝起きの体には心地いい。
 ここ仙台では、FM局はメインなのは、Date fmだけです。これはTOKYO FM系で、あえていうと一般向けの番組が大半。東京のJ-WAVEは、ラジオ3(これいわばミニFMでしょうか)で聞けますが、それも一部。土曜の朝も、7時からはこてこての地元番組になってしまいます。かたやDate fmは、土曜朝6時から「とびだせ高校生諸君」なんて番組だし。これ、高校生がDJやってる番組ですが、ちょっと聞く気にはなりませんね。
 こと FM事情となると、仙台はちょっと寂しいです。
 

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2006/05/26

「明日の記憶」を読んで

 映画が公開され話題の「明日の記憶」。この原作をちょっと前に読み終えました。テーマは若年性アルツハイマー。この本を読むまで、認知症とアルツハイマー症の違いさえわかっていませんでした。作者、萩原浩さんの言葉、
Img_52142「記憶を失うことはどういうことなのか?その答えを求めてこの物語を書き始めました。」
若年性アルツハイマー症という重いテーマを扱い、人間にとって記憶とは何か、思い出とはどんな意味があるのか、が問われているように感じました。

 この物語の主人公、佐伯は50歳、私と同じ年齢設定。ちょっとこたえます。また作者の萩原さんも’56年生まれで、私と同じ。

 物語の最終章は、どうしようもなくもの悲しい展開です。何回も読み返してしまいました。ひとつの「終わり」でありながら、もうひとつの「始まり」をも描いているようなエンディング。

 映画、見にいくか迷っています。
 

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2006/05/25

Amazonで、ちょっと不思議なこと

 ちょっとばかり古いシンガーですが、Helen Reddy(この人を知っている方は、かなり年期の入ったポップスファンです)の歌が聴きたくなって、Amazonで探してみたら、けっこうな品揃え。そのなかで、確かレコードで聴いた覚えがある「Live in London」を買うことに決意。
 このアルバム、国内盤はなく、輸入盤のみ。Amazonでは、「通常6~7日で発送」で1532円なり。注文しようとしたところ、マーケットプレースで同じものが1075円であります。これよくみてみると、中古品ではなく、「米国マイアミから直送!12日-16日以内にて商品到着。」とあり、新品のよう。マーケットプレースの送料340円を加えてもこちらのほうが安い。試しに注文してみました。
 注文から12日で、商品が到着。ポストに、入っていたのは、白い小さなパッケージ。宛名はちゃんと日本語表記。でも英語の伝票みたいなものが貼ってあって、アメリカからきた雰囲気。いったいどの業者さんが届けてくれたのでしょう。
 
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要は、アメリカのCDを扱う業者のようです。アマゾンも懐が深いですね。競合する業者を同じサイトに正式にのせているのですから。ふつうはあり得ないこと。ちょっと不思議です。

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2006/05/24

もう一時間、遅くまで開いていて欲しい

 昨晩、課題用の図書資料を借りに、せんだいメディアテークにある市民図書館に。ここ夜は8時までの開館なので、会社をそそくさと7時すぎにでて、いきました。とはいっても30分くらいしか時間はなく、Img_52092「伊万里」をテーマにした本を、急いで探して、貸ります。会社勤めとしては、開館時間は9時までにしてくれると、助かるのにと思ったりします。
 実家のそばの図書館、目黒区立八雲図書館は朝9時から夜9時までの12時間営業(?)です。それも土曜日も同じ開館時間。これは、働く人にとっては心強い味方。ほかの区はどうかと思って調べてみると、こんなサイトを発見。その名も「東京図書館制覇!」。すごいサイトです。このWEBによると、八雲図書館は東京でもベストな図書館のようです。 
 開館時間は、公立では平日朝9時から夜8時までが標準のようです。でも、メディアテーク内の図書館は、国分町も近くだし、夜9時過ぎまで開館してもいいのでは。さらに、不満なのは開館が10時と遅いこと。貸し出し冊数も5冊と、これも少ない。ちょっとなと思いますよ。市民サービスの向上、お願いします。

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2006/05/23

東京国立博物館、常設展の楽しみ

 この前の週末、中国の陶磁器をみに、東京国立博物館の東洋館に。このミュージアムは、4月から私の大学では常設展が無料でみられることになりました。今のところは、130円ですが、秋頃に400円に値上げされるようなので、うれしいことです。
 東洋館は、いついっても見入ってしまいますね。じっくりみているとあっというまに時間がたってしまいます。常設展のいいところは、写真を撮れること(フラッシュ、三脚を使わない条件ですが)。中国の陶磁器を、課題用に何枚も撮影。これは西洋美術館の常設も同じで、ロダンの彫刻、モネの絵画などを写真に納めることができます。

 現在、東洋館ではエトルリアの美術品が展示されています。これは、以前イタリア国立東洋術館より寄贈されたものを、期間限定で展示しているもの。紀元前8世紀、中央イタリアに現れたエトルリア人によって展開された独自の美術品をみることができます。色、文様が独特です。

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 東京国立博物館の東洋館をみるだけでも、半日はかかりそう。いつかはじっくりと見にいきたいのものです。

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2006/05/22

渋谷にある立ち飲み屋の老舗

 最近は東京ではちょっとした立ち飲み屋ブームのよう。本屋にいくと立ち飲み屋特集の本(ムック)も、何冊もみかけます。週末、東京に帰り着いたとき、ちょっと早かったので渋谷にある立ち飲み屋によってみたところ、超満員でとても入れない状態。駅のそばにある「富士屋本店」という、立ち飲み屋では老舗格の店ですが、こんな混んでいるとは。
 Fuziya 気を取り直して、土曜日出掛けた帰りに、再度チャレンジ。まだ、6時前だったので、そんなに混んでませんでした。ここのお勘定のシステムは、キャッシュオンデリバリー。要は、飲みもの、食べ物と現金引き換えです。伝統駅な立ち飲み屋のシステム(?)です。
「富士屋」の料理の特徴は、刺身類と揚げものが充実していること。揚げ物は天ぷら類や、ハムカツ、コロッケなど、注文してから揚げてくれるので、美味しいです。
 なにせ立ち飲み屋、30分、1500円くらいですてきなほろ酔いワールドに到達できます。こんな店が、家のそばにあればいいな、と思う酒飲みな私です。

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2006/05/21

出光美術館の名品展 1

 出光美術館の「名品展Ⅰ」をみてきました。実は、大学の課題を書くために中国の陶磁器を見なくてはいけくなり、この美術展にかなりの作品が出展されているので、久しぶりに日比谷まで出かけてみました。
 
 Idemituこの「名品展」は出光美術館の開館40周年を記念し、春と秋の2回に分けて、美術館の所蔵する作品から選りすぐってみせてくれるもの。出展されているのは仏画、絵巻物、朝鮮陶磁、書、茶道具、中国絵画、室町屏風そして中国の陶磁です。日本美術のみものは国宝の「伴大納言絵巻」と古筆手鑑「見努世友」。室町時代の屏風は、どれも見事です。また同じ室町時代の雪舟の描いた「破墨山水図」は、墨でさらりと表現された山水図が、小品ながら魅力的。
 
 お目当ての中国陶磁器は、期待以上の作品が揃っていました。陶磁器が誕生する遙か前、殷時代の青銅器「饕餮紋か」(=とうつてつもんか・かの字が変換できません)は、根津美術館にあるものより小さい(高さ45センチほど)ですが、青銅器に作り込まれた文様が細かく、当事の技量の高さがわかる傑作。
「彩陶双耳壺」は仰韶文化時代の陶磁器・彩陶。文様のデザイン性が興味深く、その細かさに驚きます。日本でいえば縄文時代に、このような見事な陶磁器を作っていたことは驚きです。
 西晋時代の古越磁「青磁神亭壺」は、上部に作り込まれた楼閣の細かな仕事に驚きます。東京国立博物館にある青磁神亭壺よりも細工が細かい傑作。
 また、景徳鎮窯の陶磁器も、どれもすばらしい名品揃い。

 日本と中国の作品が同じところに並べられちょっと頭が混乱しました。でも、展示されている品々は、どれも至宝の名品ばかり。みごたえたっぷりです。

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2006/05/20

もう、さくらんぼの季節

 仙台の果物屋「いたがき」で、さくらんぼを見かけました。さくらんぼの季節は6月から7月。まだ本格的な季節にはちょっと早いですが、赤い果実は、魅力的です。ちょっと高いですが、ふらふらと買ってしまいました。

Sakuranbo

 まだ、さくらんぼの甘く、酸っぱい独特の味は、ちょっと薄い感じ。しかし、初夏を感じるさくらんぼです。

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2006/05/19

福島は飯坂の「ラヂウム玉子」

 福島にいくと、前からちょっと気になっていた「ラヂウム玉子」を買ってみました。これ、福島市内の温泉地、飯坂の名物で、温泉玉子です。福島駅にも、このラヂウム玉子、何種類もあります。店のおばちゃんに勧められて、買ったのは「丸滝のラヂウム玉子」(6個で350円なり)
 玉子にはいっている説明書きによると、厳選された有機玉子を使い、たっぷりの温泉で仕上げた温泉玉子とのこと。

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 とろけるような黄身は、かなりの絶品です。福島の隠れた名品かもしれません。

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2006/05/18

「雫」は、かなりいい飲み心地

 いよいよ、ビールが美味しい季節になりました。また、最近の発泡酒もあなどれません。キリンの発泡酒「円熟」は、発泡酒らしからぬ味わいで、ビールに肉薄しています。キリンが好調のようですが、この円熟の出来からはそれも納得させられます。
 これに対抗したのか、サッポロビールから発泡酒のニューブランド「雫」がでました。昨日発売のようで、早速飼ってみました。

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 この「雫」、かなり美味しいです。すこし甘みが強いですが、ビールにひけをとらないのどごし、味わいですね。これまでは、ビールと発泡酒は別物、と感じてました。でも、これからは発泡酒でもいいのかもしれません。どうせ酔っぱらってしますのですからね。

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2006/05/17

形状安定のワイシャツ

Img_5156 営業が仕事の私には、ワイシャツは欠かせません。ワイシャツのクリーニングも単身赴任者にとって大きな「仕事」のひとつです。一週間に一回は、クリーニング屋にいかねばいけません。最近、「形状安定」のワイシャツを買ってみました。以前は「形状記憶」のスーツ、とかあったのですが、最近は形状安定なんですね。
 このワイシャツを、うちで洗ってみました。洗濯機でほかのものと一緒に回したのですが、かなりちゃんとして仕上がります。とくにポイントの襟元は、きちっとしているのでそのまま着けます。この形状安定のワイシャツ、大きいスーパーにいくと2000円くらいで、いろいろなサイズが揃ってますね。私の場合、襟が39センチ、袖丈が78センチと変な体型なので、市販のM、Lといった大まかなサイズではだめなんです。
 これなら、クリーニング屋さんへも、いく回数も減り、いいかもしれません。ちょっとお得な発見でした。

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2006/05/16

アートするパスネット

 東京近辺の私鉄での移動には欠かせないのが、プリぺイド・カードのパスネット。このデザイン、いろいろ凝ったのがありますね。よく見かけるのが、美術展の記念パスネット。日常、東京にいないのでほとんど買うことができませんが、去年話題になった北斎展、ゴッホ展はなぜか手元にあります。
 記念パスネット以外でも、アート系のカードは結構あります。先日、東京から仙台に戻るとき、東京メトロの銀座駅で、気になる一枚を発見。

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 安井曾太郎の「薔薇」です。この原画、いまブリヂストン美術館で開催されてる「雪舟からポロックまで」に出展されています。薔薇の色彩のあでやかさと、背景の黒の対比が鮮やかな傑作。展覧会を見にいった際、ポスターを売っていたので、思わず買おうと思ったほどの作品です。(結局、モネのポスターを買ってしまいましたが)
 アートするパスネット、集め出すと切りがなさそうです。

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2006/05/15

画廊が校庭に、「銀座 あおぞらDEアート」

 Aozoradeart昨日、銀座は数寄屋橋にある泰明小学校で行われた「銀座 あおぞらDEアート」にいってきました。このイベント、本来先週の日曜の予定でしたが、雨で順延。小学校に校庭に、銀座の画廊が、アーティストの作品を展示するもの。いわば、オープンエアの画廊大会です。
 アーティストも若手からベテランまでそろい、並べられた作品はバラエティに富んでいます。銀座の画廊は、どことなく入りにくい印象があり、このような機会で画廊と、アーティストにふれることができるのは、とてもいいですね。また、いくつもの大手企業がサポートし、メセナとしておこなわれていることも、嬉しいことです。
 とても素敵な空間でした。

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2006/05/14

エスクァイアの美術空間散歩

 きのう本屋でみつけた「美術空間散歩」。各地の美術館、アートなスペースが満載の本です。雑誌エスクァイアに連載されていたものをまとめたもので、比較的新しく個性的な設計のミュージアムが紹介されています。更に美術館の設計を手がけてきた安藤忠雄、磯崎新、谷口吉生さんらの建築家へのインタビューも掲載。
 すてきなアートスペースがいっぱいです。アートファンなら、すぐにでもいきくなるところばかり。例えば、東北ならせんだいメディアテーク、土門拳記念館などに加え、再来月開館の青森県立美術館までのっています。
 美術館に美術館をみにいく旅、というのもいいですね。むしょうに出かけたくなりましたよ。

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2006/05/13

焼き鳥の「きむら」

 仙台の古き「文化横町」、ここにはちょっと気になる飲み屋が点在しています。まえから入ろうと思っていた焼き鳥屋の「きむら」にいってみました。入り口をあけると、狭い空間にカウンターが広がります。席はカウンターに8席と4人がけのテーブルがひとつ。年季が入った店です。
 この店では「豚ミソ」が名物とかで、頼んでみました。おかみさんが丁寧に焼いてくれます。

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 おいしいです。店は、常連さん達で賑わっていました。こころ和む、家庭的な焼き鳥屋さんです。

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2006/05/12

映画の「夫婦50割引」とは

 先日、ついに50歳の大台になってしまいました。正真正銘の中年に入りましたね。50歳になると、悪いことばかりでなく、映画で「夫婦50割引」とうのがあります。夫婦のどちらかが50歳なら、夫婦2人で映画が2,000円でみられるという特典。これは『映画に行こう キャンペーン』の一環で、期間限定で、いまのところ6月末までの実施。このキャンペーンでは「高校生友情プライス」というのもあり、高校生が3人なら、1人1000円でみられます。

 なかなかいい企画だと思います。映画館にいきにくそう、いく機会がすくなさそうなゾーンを狙い、プライスも訴求力のある設定で、活用しようと思わせる魅力があります。
 美術館、博物館でもこういった企画をやって欲しいですね。例えば、家族でミュージアムにいくために家族割引とか、高校生の割引(民間の美術館は大学生と高校生の料金が同じことが多い)は、実施して欲しいところ。夫婦50割引もいいです。夫婦で美術館を訪れている人は意外と少な気がします。
 美術の裾野を広げる試みとして、ミュージアム関係者には検討して欲しいと思います。

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2006/05/11

こんどのLapita万年筆は「赤と黒」

 今月号のLapitaは、付録が万年筆です。昨年、黄色い万年筆『ミニ檸檬』が付録になり、大人気でしたが、その第二弾。こんどは、スタンダールの「赤と黒」をモティーフにした『赤と黒 ミニ万年筆』。
 檸檬も持っているのに、ついつい買ってしまいました。でも、本誌が付いて(?)980円ですから、買いでしょう。赤と黒の色が鮮やかな、一本です。Lapitaの記事によると、ミニ檸檬を凌ぐ書き味の万年筆だとか。
 このLapita、発売日の翌日(7日)に東京の本屋で買ったのですが、昨日仙台のとある本屋では売りきれのようでした。人気でしょうか。
 ミニ万年筆が2本、ちょっと楽しい気分です。

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2006/05/10

鶏が基本、らーめんの千草

 盛岡駅の地下道にある「らーめんの千草」。地元の人から、岩手の久慈に本店があり、美味しいと教えていただいた店。なかなかいく機会がなかったのですが、やっといけました。
 お品書きをみると、基本のラーメンから、チャーシュー麺、わんたん麺など、豊富な品揃えです。迷ったあげく、「もやしらーめん」(750円)を注文。

 ここのらーめんは、スープがとる材料が鶏だけというのが特徴。当然、スープは、あっさりの醤油味。具は、チャーシュー、メンマですが、このチャーシューも鶏。また細かく刻んだ鶏肉がスープに入っていて、これが美味。もやしも、味付けがされていて、麺とからんで、いい感じです。
 一時期、新横浜のラーメン博物館にも出店していたようです。場所は、ちょっと見過ごしてしまいそうなところにありますが、なかなかのラーメン屋さんです。

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2006/05/09

根津美術館のゆとり

 一昨日、東京・青山の根津美術館にいってきました。この日を最後に、改築のため3年半の休館です。尾形光琳の「燕子花図」を目当てに出掛けました。最終日といいながら、そんな混雑はしておらず、「燕子花図」などの屏風を堪能しました。燕子花の青も印象深かったですが、「吉野龍田図」(六曲屏風 一双)のあでやかさが、印象的。一双の右が薄紅色の桜の図、左が赤い紅葉の図、その見事な色彩の対比に、しばらく見とれてしまいました。

 根津美術館は、うちの墓のそばにあるのですが、なぜかあまり足を運ぶことはありません(墓参りには、年3,4回いっているのですが)。しかし、改築のためとはいえ、3年半も休館してしまうとは、なんとも余裕があるな、と思いました。
 この美術展、女房と一緒にいったのですが、観覧券が大人と大高学生(私は大学生です)のデザインが違うのです。これも余裕でしょうか。

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 この美術館の創始者、根津嘉一郎さんは息子が通っている学校の創設者でもありました(いまごろ気づきました)。子供と一緒にいけばよかったと、ちょっと後悔した美術鑑賞でした。

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2006/05/08

天台宗の美術に、ただ感嘆

 昨日で残念ながら終わってしまいましたが、上野の東京国立博物館で「最澄と天台宗の国宝」展を、駆け込みでみてきました。京都に引き続き、東京での展示が始まり、早く行かねばと思いつつ、ついに最終日の前日に会場へ。おまけに、まったく予習なしに鑑賞に臨むという無謀さです。開き直って、単純に展示されているものを楽しむことにしました。
 すごいですね。仏像、絵、書、工芸、どれもすばらしく、みていて飽きることがありません。国宝、重要文化財が目白押し。これだけまとまった天台宗の美術品がみられる機会は、めったにないかもしれません。
 特に仏像は、どれをみても心が和みます。その表情、姿勢、そして彫り込まれ、作り込まれた造形は、優雅で、力強さを感じました。
 
 膨大な展示作品の中で、気に入ったのは運慶・湛慶作 「梵天立像・帝釈天立像」。彩色された仏像の、繊細で優雅な姿に魅せられました。
 また、神仏習合思想で作られたとされる、一連の曼荼羅図は、ちょっと曼荼羅らしからぬ表現がおもしろいです。

 ともあれm日本人としては、もう少しこの分野のこと勉強せねば、反省した展覧会でした。

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2006/05/07

西洋美術館のユビキタスを体験

 以前このブログで触れた「ウェル.con美術館」上野の国立西洋美術館で携帯端末での情報提供の実験が、この連休中に行われています。昨日、たまたま国立博物館にいったとき、西洋美術館の前を通りかかり、ちょうど借り出しができる時間帯だったので、試させてもらいました。
 
「ユビキタス・コミュニケーター(UC)」と呼ばれる携帯端末は、予想よりちょっと大きい。

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 この端末で、美術館の前庭にあるロダンの3作品「カレーの市民」、「考える人」、「地獄の門」の前にたつと、映像+音声、文字+音声の情報がきいたり、みたりできるもの。情報は、作品の基本情報やエピソードで構成。映像は青柳館長により解説と作品を巡る映像(各1分くらい)が楽しめます。

 音声、映像で作品に関する情報を提供することはいいことだと思います。これまで漫然とみていた「カレーの市民」なども、情報があることで、見方が変わったりします。提供される情報は、ほどよい量と質で、使い勝手はよいように感じました。
 ただ、端末の出来はまだまだ。液晶画面が見にくく、明るい屋外では、ほとんど見えませんでした。また、端末はもう少しコンパクトなほうがいいでしょう。
 
 今後は、西洋美術館の常設展でもトライアルの予定があるようです。新たな試みが、改善、発展していくことを期待したいです。

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2006/05/06

戸栗美術館にみる「17世紀の伊万里焼」

 Toguri_2大学の科目で工芸論をとり、その課題のため伊万里焼のことを調べなくてはいけなくなりました。陶磁器のような工芸品は、上野の東京国立博物館にいくのが基本のようですが、渋谷にある戸栗美術館もかなりの陶磁器、とくに伊万里を所蔵しています。これまで訪れたことのない美術館なので、鑑賞をかねて出かけてみました。ちょうど「17世紀の伊万里焼」が開催されていて、伊万里焼の歴史を整理することができました。
 「古伊万里」からはじまり「藍九谷」、「古九谷」、「柿右衛門」そして「藍柿右衛門」といった各様式の磁器が、解説をつけられ展示されています。「藍九谷」や「藍柿右衛門」という様式は、はじめて知りました。 この企画展では、わかりやすい解説が、作品やコーナーに細かくつけられ、鑑賞者には親切な展示になっています。もちろん、展示されている陶磁器は、どれも一級品ばかり。伊万里焼の作風に、感心させられました。
 伊万里焼、陶磁器が好きな方には、おすすめの展覧会です。

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2006/05/05

"SALUS"は人気があるようです

 Salus1 首都圏にて無料で配られているR25は人気のようで、手に入らないこともしばしば。このR25のような無料誌が東京にはたくさんあります。特に充実しているのは、鉄道会社系の無料誌。PR誌ではあるものの、電車の中での、ひまつぶし以上の情報が載っていたりして、あなどれません。
 特に東急沿線で配られている「SALUS」は、このところ人気のようです。『東急沿線スタイルマガジン』とサブタイトルのつけられた50ページ弱の月刊誌ですが、駅頭に置かれると(確か毎月20日くらいの発刊だったはず)、最近はすぐになくなってしまうようです。以前はずっとあったのですが、このところすぐに売り切れ(?)です。
 Salus2 表紙のセンスもよく、掲載されている情報は見逃せないものも少なくなく、かなり読み応えがあります。写真は5月号の目次ですが、このデザイン、ふつうの雑誌では見られない斬新なもの。また、この号には「みなとみらいパブリックアート案内」があって、アートファンにはうれしい情報。
 SALUSファンは、多いようです。

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2006/05/04

夜のストレンジャー

 最近、古いスタンダードにはまり気味です。昨日、アマゾンに注文して届いたのが「ベスト・オブ・フランク・シナトラ」。スタンダードのひとつ「夜のストレンジャー」が急にききたくなって、久しぶりにシナトラのアルバムを買ってしまいました。ことのきっかけはひと月ほど前にバリー・マニロウのベストアルバムをHMVで見つけ、購入。バリーの甘い歌声を堪能しましたが、このアルバムで「夜のストレンジャー」のカバーも収録されてました。この曲をきくと、オリジナルとほぼ同じアレンジで歌っているせいもあり、いまひとつだな~って感じ(バリーさん、ごめんなさい)。でシナトラのオリジナルがききたくなったわけです。
「夜のストレンジャー」、いいですね。艶があり、甘い歌声。軽快なスイング感。シンプルな歌詞を、素敵に表現する歌唱力。聞き惚れてしまいます。しばらくはシナトラを聞き続けそうです。

Sinatra


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2006/05/03

盛岡の「石割桜」が満開です

Ishiwarizakura

 この連休、残念ながら9連休とはならず、月、火と仕事でした。昨日は盛岡で仕事。帰り際、「石割桜、満開だよ」ときき、盛岡裁判所にある有名な石割桜(いしわりざくら)をみてきました。
 大きな花崗岩の割れ目から、樹齢が360年を越えるといわれるエドヒガンザクラの幹が伸びています。盛岡の人にはいまさらでしょうが、東北にきて3年目ではじめて満開の石割桜をみました。
 
 まさに満開の石割桜。巨大な石から伸びた桜の幹が、ちょっと不思議。ことしは、東京、仙台、盛岡と3回目の花見です。

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2006/05/02

「大正期の異色画家たち」の魅力

 江古田まで行ったので、久しぶりに練馬区立美術館を訪れてみました。昨秋の「佐伯祐三展」以来です。この美術館ではいま「大正期の異色画家たち」が開催されています。これは和歌山県立近代美術館所蔵の作品から、大正から昭和の初期に活躍した「異色」画家の作品をみせてくれるもの。
 西暦の年代でいうと、大正元年が1912年、昭和元年が1926年。西洋絵画は大きく変化、変貌を遂げた時です。キュビズム、フォービズム、シュルレアリスムと新しい美術様式が生まれた時代。西洋絵画の潮流をうけ、新しい画風、作品の制作に取り組んだ日本の画家たちを「異色画家」と表現しているように感じました。
 
 出展されているのは、日本画、油彩、版画、彫刻の4つのジャンルで、佐伯祐三、川口軌外、長谷川潔、東郷青児など私にも馴染みのある名前から、はじめて名前を知った画家まで40人以上。ほとんどが、初めて作品をみる画家です。 

 最初の日本画のパートでは野長瀬晩花の作品が、刺激的。「大原めと舞妓」(1916頃)は日本画の手法・材料(絹本着色)で描かれた作品ですが、その作風は明らかにマティスのよう。線をさらさらっと描き、書き込まない表現で二人の女性が描かれていて、ちょっと日本画とは感じられない作品。
 版画では、樋口五葉の「化粧の女」に魅せられます。女性が手鏡をもつ構図の浮世絵。喜多川歌麿の美人画を連想しますが、表現にどことなく近代を感じます。
 また、1914年に制作された田中恭吉の一連の版画は、女性をモティーフとして、内なる精神世界を表現しているように感じる作品。年代的にはシュルレアリスムが誕生するより前に、どうしてこのような作品をつくられたのか、画家の創作過程に興味が沸きます。
 油彩画では、佐伯祐三の作品が5点。いづれも昨年の佐伯回顧展に出展されていたものに再会できました。
 川口軌外の作品は、幻惑的ですね。好きなジャンルの作品で、じっくり見入ってしまいました。特に大作「少女と貝殻」(1934)は、象徴的に置かれた少女と貝殻、そこに差し込む光を、色彩と形で表現した作品。キュビズムの影響をうけているのでしょうか?もう少し川口のこと、勉強しないといけないです。

 20世紀前半、西洋絵画の変化と、その日本への影響を考えるには、とても有意義な展覧会だと思います。この時期の美術に興味がある人には必見です。
 

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2006/05/01

江古田、居酒屋で昼飯の快楽

 昨日、息子の学校の文化祭で、江古田まで。確か、昨秋にいった以来、久しぶり。この江古田という街、学生街らしい独特の雰囲気があります。午前中、文化祭にあわせた保護者総会にでて、そのあと文化祭を見学。子供の部活動の発表をみて、あと物理部、化学部、生物部などの部屋をのぞいてみました。美大生のオジサンには、ちょっと理解不能で、早々と学校を退散。
 ちょうど昼飯時、選んだ店は「お志ど里」。この店、基本は大衆割烹、いわばこてこての居酒屋です。でも、昼の11時半から営業、定食もあります。
 席について頼んだのは、肉じゃが定食。こんなんです。

Oshidori

 これで、税込み682円。
 お客さんは、というと若者も、中年もオヤジもいます。オヤジ達は、休みですし、昼まっからビール飲んでます。
 ちょっと、楽しい店ですね。

※江古田駅のそばです。

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