ウェル.com 美術館、って?
昨日の日経新聞の夕刊に、「携帯端末で美術品と対話」と題されたコラム。これは上野の国立西洋美術館ではじめられた実験の紹介で、文庫本ほどの携帯端末で作品の基本データや、動画、音声での作品解説が呼び出せるもの。
先日、発表された「ウェル.com 美術館」って、このことだったんですね。記者発表の記事みただけでは、なんのことやらよくわからなかったんですが、要は手元の端末で、作品の鑑賞をサポートするための、知識、情報を提供しようということ。この取り組み、青柳館長は、
「国立西洋美術館は面積あたりで計算すると、おそらく世界一の来館者数となる。これほどの効率化をしているので、来館者を増やすというより、来てくださった方々が、今まで以上の満足感を得られるようにやっていくことが目的」
といっています。
とういうことは、ミュージアムでのCS(顧客満足度)を高めることが目的ということですね。考え方はいいことだと思います。企画展などでは、作品の解説が掲示されていることも多いですが、これが難しい文章が多い。私のような素人美術愛好家にとって、なんの知識もなく作品をみるより、情報があったほうが作品をより楽しめます。このシステムでは、できるだけ分かりやすい言葉、表現で作品解説がされることが重要でしょう。
連休中に、希望者に携帯端末を貸しだしてくれます。試してみたいですね。
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コメント
Takさん
こんにちは。
いろんな課題はありそうですが、まずは新しい試みには期待したいですね。
私もぜひ試してみたいです。
投稿: 自由なランナー | 2006/04/29 17:29
ユビキタスの実験のような企画ですね。
実は勘違いして昨日から体験できると
思い込んで西美へ行ったのですが
受付で「明日からです」と笑顔で言われ
肩落として帰ってきました。。。
投稿: Tak | 2006/04/29 09:25