福島県立美術館の常設展示
「名取洋之助と日本工房」を福島県立美術館でみたあと、常設展示に。ここの所蔵品は、現代日本の工芸、近代日本洋画、20世紀のアメリカ絵画などが中心。アメリカ絵画では、アンドリュー・ワイエス、ベン・シャーンを所蔵。
今は、ピカソ、ルオー、シャガールの版画が展示されています。ピカソは「二人の裸婦」と題された作品が9点出ていますが、その画風の変遷が面白い。ルオーは、版画でも太い輪郭と、赤を印象的につかった”ルオー様式”で、小品ながら、魅力的。
また近代日本絵画では、安井曾太郎の「ターブルの上」は20代前半の作品。まだ安井様式を確立する以前か、ゼザンヌの影響が色濃く感じられます。
展示されていない所蔵品にも、みたい作品がたくさんあります。機会をつくってまたみにいかなければ、と痛感しました。
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