パウル・クレーの線と色彩
昨年スイス・ベルンにパウル・クレー・センターが開館。そこには4000点ものクレーの作品が収められています。開館記念として、大丸ミュージアム・東京で「パウル・クレー展」が開催されています。招待券をもらったので、昨日いってきました。この企画では60点ほどのクレーの作品が時系列に並び、クレーの画業が俯瞰できる構成をとっています。
クレーといえば、美しい色彩と線描で独自の作品をつくっているイメージがありました。しかし、ここでは、私が持っていたイメージとはちょっと違った作品も多く見ることができました。
フランスのアンソロジー『カンディード』の挿画。繊細な線画で描かれた人物像は、崩れたフォルムながら魅力のある絵です。線にこだわったクレーらしい作品といっていいのではないでしょうか。
一般的に、クレーがクレーになったといわれるチュニジアへの旅での作品は、色と形で風景を表現しています。そのなかでも「山腹」は気に入りました。水彩で、厚紙に、きれいな色と形で描かれた風景に魅せられます。
「眼」は麻布にパステルで描かれたもので、タイトル通り、大きな眼に惹きつけられます。絵を見ているうちに、自分の心の中を覗かれているような気分になってきました。不思議です。
細い線で細かく描かれた「オルフェイスの庭」は、立体感を感じさせながら、絵を見ているうちに異次元空間にいるような感覚にとらわれます。
交差する線の作り出す細かい領域でつくられる「喪に服して」。この絵をみていたら、全然違う手法なのですが、リキテンシュタインの網点描写手法を連想してしまいました。
作品数がちょっと少なく、物足りない感もありましたが、クレーの創作過程は理解できる、充実した美術展です。
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» パウル・クレー展 [smiley days]
はじまったばかりの
クレー展に行ってきました。
クレーの作品をまとめてみるのは
すごくひさしぶりです。
水彩の作品をおもいきり堪能しました。
何色、と形容できない、
自然色ともいえるような、季節を感じさせる色彩。
そこからにじみでていたのは
どこか寂しくて、
たとえようのないかなしみと
浮き立つようにはしゃぐこころ。
観るひとの数だけ、その解釈は存在するのでしょう。
会場のいたるところに
クレーの言葉(日記からの抜粋)が浮かび、
こういう展示もいいなと
メモはと... [続きを読む]
受信: 2006/02/20 14:50
» パウル・クレー展 [青色通信]
パウル・クレー展−線と色彩
2月11日 大丸ミュージアム(〜2月28日)
芸術とは目に見えるものの再現ではなく
見えるようにすることである。(クレー)
2005年にスイス・ベルン郊外に開館したパウル・クレー・センター(クレーの墓所に近いそうです....... [続きを読む]
受信: 2006/02/20 23:46
» 「パウル・クレー展」 [弐代目・青い日記帳]
大丸ミュージアム・東京で開催中の
「パウル・クレー・センター開館記念 パウル・クレー展−線と色彩−展」に
行って来ました。
クレーほど定期的に且つ頻繁に展覧会が開催される画家も
珍しいのではないでしょうか?
記憶しているだけでもこれで何度目でしょう?
そしてクレーが嫌いだという人をほとんど聞いたことがありません。
逆に普段は絵に関心の無い友人さえも「クレー展」となると
「行きたい!!」と言い出します。
何か特別な魅力でもあるのでしょうか。
(あるのでしょうね... [続きを読む]
受信: 2006/02/23 22:05
» [memo 57/242] パウル・クレー展 [Lay's experiments]
遅ればせながら、パウル・クレー展に行ってきました。 たいへん盛況だったようです。 少しばかり忙しかったので事前の情報収集があまりできなくて予備知識もほとんどないままに見たのですが、わかりやすい展示だったようにおもいました。 展覧会評はいくつかのブログなど..... [続きを読む]
受信: 2006/02/28 05:40
» 「パウル・クレー展」 大丸ミュージアム・東京 2/18 [はろるど・わーど]
大丸ミュージアム・東京(千代田区丸の内1-9-1)
「パウル・クレー展 -線と色彩- 」
2/9-28
スイス・ベルン郊外にある「パウル・クレー・センター」のオープン(昨年6月)を記念して開催されている展覧会です。キャリア初期のミュンヘン時代の作品から、点描画を中心とした約60点にてクレーの画業を回顧します。意外なクレーの一面を鑑みることの出来る興味深い展覧会です。
いわゆる抽象画家としてのクレーの油彩画に期待すると、この展覧会はか... [続きを読む]
受信: 2006/03/01 01:39


コメント
tomomi-maruさん
ご来訪ありがとうございます。
はるかイギリスからありがとうございます。
素敵なブログをお作りですね。また、作品も個性的で、いいです。機会があったら、実際の作品を拝見したです。
また、おこしください。
投稿: 自由なランナー | 2006/03/05 09:34
はじめまして。人様のブログから流れてやってきました。正直日本にアートを意識してる人がいるんだろうか?なんて思っていましたが、こんなに熱心に見ている人もいるんだな・・・と感服させられました。お目にかかれるときがあるといいなぁとおもいます。
投稿: tomomi-maru | 2006/03/03 10:28
はろるどさん
私も、意外なクレー作品に魅せられました。いいですよね、クレー。再認識しました。
投稿: 自由なランナー | 2006/03/01 21:19
こんばんは。
仰られる通り点数が少なく、物足りない感じもしましたが、
コンセプトはしっかりと絞られていた展覧会でした。
意外なクレーを楽しめました。
投稿: はろるど | 2006/03/01 01:42
Takさん
こんにちは。
大丸ミュージアム、考えている以上に充実していましたね。場所もいいので、気軽に足を運べそうです。
投稿: 自由なランナー | 2006/02/25 23:10
こんばんは。
大丸でこれだけしっかりした
展覧会やってくれると
有り難いですね。
時間が少しあればここなら
気軽に行けます。
TBさせていただきました。
投稿: Tak | 2006/02/23 22:07
macさん
こんにちは。
もう少し点数が多いとよかったかもしれません。
大丸ミュージアムという場所柄、買い物ついでの人が、見に来るのかもしれませんね。
投稿: 自由なランナー | 2006/02/23 08:05
今日、有休だったので、八重洲に行ってみて来ました。
展示枚数が少なくて残念ですね。平日の昼間なのに、結構混んでいたのが意外でした。
投稿: mac | 2006/02/22 23:12
アイレさん
こんにちは。
TBありがとうございます。
記事ではふれませんでしたが、「天使」シリーズもすてきでした。
谷川さんの詩もよかったですね。
投稿: 自由なランナー | 2006/02/21 07:37
ふうかさん
はじめまして。
神戸ではルオーですか。赤、緑、そして太い黒の輪郭。ルオーも好きです。
このクレー、確か大阪の大丸に巡回するのではなかったでしょうか。
また、お越しください。
投稿: 自由なランナー | 2006/02/21 07:31
macさん
こんにちは。
私も、マティス、ピカソと並んで、クレーは我が家にほしい一枚です。
投稿: 自由なランナー | 2006/02/21 07:29
こんばんは
展示数は少なかったですが、なかなか見応えのある展覧会でした。
私も「オルフェウスの庭」の線の見事な組み立てに唸りました。(まったく隙がありませんね)
また天使シリーズの絵は谷川俊太郎の詩と共に優しい気持ちになれました。
遅くなりましたが、TBさせていただきました。
投稿: アイレ | 2006/02/21 02:27
はじめましてm(__)mそちらの大丸はクレー展ですか・こちらの(神戸)大丸はルオー展でした
ブルーと赤がステキでしたよm(__)m
投稿: ふうか | 2006/02/20 11:33
クレーの絵っていいですよね。
マグリット、マティスなんかと並んで、我が家に飾りたい絵のひとつです。
投稿: mac | 2006/02/19 23:01