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2006/02/14

わざわざ訪れたい宮城県美術館の常設展

宮城県美術館に「彫刻家が描く:佐藤忠良の絵本絵画」を見にいった際、まずは常設展を鑑賞しました。時間があるときは、常設展→企画展の順でみることにしています。今の常設展は先月から展示替えをしたものです。
最初の展示は「洲之内コレクション」。展示替えしながらも、海老原喜之助の「ポワソニエール」はみることがでます。次の展示は、以前は最後に展示してあった海外作品。もちろんカンディンスキーの「商人たちの到着」は展示されています。この海外コーナーは『世紀末の版画』が小特集。ミシャの一連の多色石版が印象的です。
年代別に展示されている国内の絵画では、『80年代の絵画』が見物です。李禹煥の「線より」(1980)は、アイボリーのキャンバスに、下から上へ描かれた青い線の連続が存在感を示す作品。百瀬寿の「十本の帯、パールイエローからイエロー」(1988)は、タイトルが示すように、10本の帯で表現されたされた色が、グラデーションにように連続し、みていると心地よくなってくる作品。

今回の常設展の特集は『反芸術の作家たち』。1960年前後に読売アンデパンダン展を発表の場として創作活動をはじめ、その後も革新的な作品を発表してきた作家たちの作品を展示。当時、前衛と呼ばれた作家たちです。荒川修作の「惑星に乗ったトンボー氏」は、セメントで作られた奇怪な固まりが、木の箱に納められた不思議なる作品。秋山祐徳太子の作品もあります。「タートル・ブルー・エンペラー」はトタンで作られた彫像。生きているよな錯覚を起こす存在感です。篠原有司男の「おいらん」は、鮮やかな蛍光色で描かれた面と線が作り出す、現像的な世界です。

宮城県美の所蔵品の幅広さを知り、充分楽しめた常設展です。

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