伊集院静の「読書をする人十選」
日経新聞の最終面は文化面です。ここにアートの「○○十選」というコラムがあるのをご存じでしょうか。美術に関わりのある人が特定のテーマを設定、そのテーマにあたる10枚の作品についての文章を綴るもの。いま、このコラムは作家・伊集院静の「読書をする人十選」が掲載されています。第一回はルノアールの「読書をする女」。そのあと、フラゴナール「読書」 、ジャルダン「画家ジョゼフ・アヴェドの肖像」、マネ「エミール・ゾラの肖像」と続いています。(今朝はなぜか載ってません)
伊集院静は、作詞家やユーミン、松田聖子などのコンサートの演出で成功した後、次の仕事として作家になるか、画家になるか迷って、作家になったとか。昨年、スペイン美術について書いた「美の旅人」を上梓しています。
伊集院静はどのようにして絵を見るのか?第2回のフラゴナールの回でこんな一文があります。
私の絵画鑑賞法は、絵画をただ見ればいい、それだけである。絵画は作品がすべてを語ってくれている。下調べも知識も必要がない。本物を見る方がいい。
いや、すごい言葉ですね。凡人は、こうはいきません。
これから、どんな絵を取り上げてくれるのでしょう。楽しみです。
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