2005/12/31
今年も今日で終わり。私としては「長い一年だったな〜」って感じです。やはり〔仕事+毎日ブログ+通信大学生〕×単身赴任 のせいかな。
今年見た美術館の企画展を数えてみました。計48。これに大学の課題作成の資料収集のため、宮城県美や東博などの博物館、美術館にいったことを含めると、50回以上はミュージアムに足を運んでいることになります。自分では多いと思うのですが、いつもお邪魔しているアートのことを書いているブロガーさんたちは、100回以上展覧会をご覧になっているかたもおられます。私としては、東京には月2回くらいしか帰れず、その合間に、勉強やら家の雑事やらをやっていることを考えると、これが精一杯でしょうね。
今年、印象に残った展覧会を選んでみました。とはいってもそんな多くはみていないし、仙台在住のため、首都圏で開催された企画展で、みたものは多くはありません。それゆえ、「美術館と企画展」というポイントで5つ、選んでみました。別な言葉でいうと、アートマネージメントな視点での選出です。順位は付けていません。
★練馬区立美術館:「佐伯祐三:芸術家への道」
自治体が運営している美術館は、ほとんど例外なく財政上運営は厳しい状況です。その状況の中、この「佐伯祐三:芸術家への道」は、練馬区立美術館と和歌山県立美術館が共同での企画展。内容の質的な面から、高く評価されていいものだと思います。個人蔵を含め、国内の佐伯作品を充分に集め、作家の創作過程が俯瞰できる素晴らしい美術展でした。(以前に書いた記事です )
★横浜美術館:「李禹煥 余白の芸術」
横浜美術館は現代美術系の企画が充実していて、楽しませてくれます。春に開催された「マルセル・デュシャン展」も刺激的でした(当事、私はダダ、という運動も知らずデュシャンの作品をみても???の連続でしたが)。この「李禹煥 余白の芸術」も、アーティスト本人とミュージアムが、「作品をどうみせるか」を考え尽くしたことが、実感できる充実した企画でした。床のカーペットをすべて剥がし、展示を構成した姿勢は、評価されていいと思います。(以前に書いた記事です )
★宮城県美術館:「安井曾太郎展」
地方の美術館は、どこも運営は厳しい状況で、独自の企画展を行うことさえ難しい館もあります。宮城県美術館も状況は同じだと推察しますが、ここの企画展示は充実したものが多い。「安井曾太郎展」は宮城県美術館、茨城県近代美術館、三重県立美術館の共同の企画のようですが、展示は充実したものでした。地方の美術館が連携しての企画展は、これから増えていくでしょう。(以前に書いた記事です )
★国立西洋美術館:「ジュルジュ・ド・ラ・トゥール−光と闇の世界」
現存する作品が41点しかないジュルジュ・ド・ラ・トゥール。その半分にあたる作品がこの展覧会でみられました。西洋美術館でラ・トゥール作品を手に入れたため、各美術館が貸し出しに応じた、とのことですが、やはりこの企画展を実現した西洋美術館は、素晴らしいと思います。(以前に書いた記事です )
★東京国立博物館:「北斎展」
いっぱいの人が訪れた話題の「北斎展」。集客の第一の理由は、なんといっても世界の美術館から北斎作品が、500点も集められたこと。これは、並大抵のことでは、実現できないことだと思います。東博の底力を感じました。展示された作品数の多さと、質の高さで、今年ナンバーワンの展覧会ではないでしょうか。(以前に書いた記事です )
さて、来年はどんな美術展に出会えるのでしょう。楽しみです。
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2005/12/30
昨晩放映されたテレビの「ザ・ヒットメーカー 作詞家・阿久悠40年記念特別企画」 は、久々見入ってしまった番組です。オジサンには、心にぴたっとくる企画でした。
きわめて独善的な持論なのですが、戦後の歌謡曲をつくった作詞家は、永六輔、なかにし礼、そして阿久悠の3人だと思います。その中でも、阿久悠はポップス、演歌からアニメソングまで幅広い作風で、膨大な傑作をつくっています。ちょっと思いつくまででも、演歌では都はるみ「北の宿から」、八代亜紀「舟歌」、石川さゆり「津軽海峡冬景色」。ポップスではピンクレディー「ペッパー警部」「UFO」など一連のヒット曲。ジュリーこと沢田研二の「勝手にしやがれ」、「時の過ぎゆくままに」、西城秀樹「ブーツをぬいで朝食を」、そして私のカラオケの十八番(笑)尾崎紀世彦の「また逢う日まで」と、どの曲も、歌詞が心に響きます。
これらの曲がはやった70年代、80年代は、歌謡曲という言葉でくくられていました。J-POPが生まれる前です。21世紀のいま、歌謡曲という言葉は死語に近いかもしれません。大晦日の紅白歌合戦とレコード大賞は、かつてはワクワクしながらみたものです。いまや、全然みる気がしません。歌詞が意味を持った歌の時代は、終わったのでしょうか。
阿久悠さんの傑作のひとつ、「あの鐘を鳴らすのはあなた」にこんな一節があります。
街はいま砂漠の中。あの鐘を鳴らすのはあなた。
この歌詞、いまでも私の心に、素敵な感動を与えてくれています。
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2005/12/29
今年もあと、3日ですか。昨日の晩、東京にもどってきました。年末年始って、いろいろやることありますね。まだ年賀状もだしてません。 やるべきことのひとつ、カレンダーをやっと買いました。仙台駅前のロフトで、輸入ものが30%OFF!ここ何年か使っているアートカレンダーを、2種GET。マティスと、北斎 。マティスは、有名な「ダンス」 を含んでいるヴァージョンで、部屋のインテリアには、よく合います。北斎は「ブルーウェーブ」が入っているもので、先月みた「北斎展」のせいか、ついつい買ってしまいました。アングルとかクリムトもあったのですが、部屋に飾るのは、ちょっと重い。 また、雑誌「駱駝」の付録についていたモネ カレンダー (日本の美術館にあるモネだけを集めたもの)と、先日の「スコットランド国立美術館展」で買った卓上カレンダーもあります。
以前は、会社のカレンダーとかもらいもので済ましていたのですが、それも主体性がないし、今年から仙台の家では、すべて購入したものだけにしています。 もう、カレンダー買いましたか?
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2005/12/28
先週、クリスマスイブの日、朝日新聞に夕刊テレビ面に、ちょっと気になる広告がありました。「単身赴任 ひとりクン」と題されたマンガです。これ、ユニークな広告をよくつくっている金鳥のもの。マンガは、45歳単身赴任3度目の冬を迎えたオジサンが、つまらない駄洒落を飛ばしながら、自宅のトイレ、お風呂そうじをする話。最後は実家に帰るのですが、家族はちゃっかり温泉に行ってしまってます。「ひとりクン」になる単身赴任オジサン。ちょっと笑えません。
さて、仙台の単身赴任宅は、正月飾りを架けてみました。まだ、クリスマスリースが飾ったままなのに気がつき、買ってきました。「夢」と書かれたものです。
さて、来年はどんな夢をみるのでしょうか。
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2005/12/27
一昨日で終わってしまいましたが、最終日に「スコットランド国立美術館展」 (ザ・ミュージアム)を見てきました。この美術展では、バルビゾン派、写実主義から印象派までのフランス絵画。イギリスのラファエロ前派、そしてスコットランドの画家など、95点をみせてくれます。時代でいえば19世紀の中頃から、20世紀直前までの作品が大半を占めます。全体的には、オーソドックスな作品が多く、風景画、人物画などゆったりと楽しみました。
いいな、と思った作品は何点もありました。クールベの「峡谷の川」は、色彩の使い方に魅せられます。川の青、山の青、空の青、それぞれ違った青色で描かれ、そこに木々の緑が置かれ、独特の色彩世界を創りだしています。写実主義のクールベが、こんなタッチの絵を描いていたなんて、知りませんでした。
モネの「積み藁、雪の効果」は、ちょっと幻想的な作品。藁の背景が、クリーム、白、ブルー、ピンクと塗り分けられ、絵をみていると妙に心がやすらぎます。
ドガの「開演前」は、ドガお得意の踊り子を描いた作品ですが、赤、黄、オレンジの織りなす色彩が印象的です。
この美術展では、スコットランドの画家を含め、名品が揃っています。こころ和む、素敵な時間を過ごしました。
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2005/12/26
昨日、子どものクリスマスプレゼントと、なぜかミシンを買いに(長年妻が使っていたのが寿命)、アキハバラへいってきました。秋葉原の駅に降り立つと、すっかりキレイになって、様変わり、びっくりです。
目的は、ヨドバシカメラのマルチメディアakibaです。このビル、新幹線からいつもみていたのですが、近くでみるとすごい迫力。
マルチメディアakibaのすごいところは、規模もさることながら、その応用力。例えば自社の店舗でもCD、DVDの売り場があるのに、同じビルにタワーレコードが入っていたりします。
かつて私が中学生のころ、ヨドバシカメラは新宿にある小さなカメラ問屋兼小売店舗でした。安さが評判で、当事カメラ小僧だった少年は、ペンタックスの一眼レフカメラを買いにいきました。いつのまにか、こんなすごい店になったんでしょう。
秋葉原では、何件も店をまわって、お目当ての品を値切って買ったものですが、いまやそんなことする人は少ないでしょうね。値切るより、ポイントを貯めることが目的みたいになってます。ヨドバシの開店で、秋葉原の電気街も様変わりしているのでしょう。
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2005/12/25
FMなどでよくかかるクリスマス・ソングはなんでしょう。ワム!の「ラスト・クリスマス」などよくかかりますね。「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」もプレイされています。この曲、アフリカで飢餓に苦しむ人々を救おうとイギリスのスターたちが一時的に結成したバンド・エイドによるもの。この「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」を受けて、アメリカのスターたちはUSA・フォー・アフリカを結成、「ウィー・アー・ザ・ワールド」が生まれます。この2つの企画からライブ・イベント「ライブ・エイド」が行われます。20年前の1985年のことです。
このライブ、古い音楽ファンならしってますよね。イギリスとアメリカの2会場からのライブが、日本にも中継され、当事のスーパースターが、次々と演奏しました。このライブのDVDがでていて、秋ころに買いました。このDVD、総時間が8時間以上もあるもので、先日やっと見終えました。当事、日本では中継がよるから始まって、翌日の昼頃まで続いた記憶があります。私は、自分の部屋にウイスキーを持ち込んで、飲みながらみていたら、いつのまにか就寝・・・、気付いたら朝になってました。ということで、このDVDでは、初めて見る映像が多く、新鮮です。
どのスターの演奏も、目が離せないものですが、やはり圧巻は、エンディング間近の、ミック・ジャガーとティナ・ターナーのデュエット。すごい迫力です。20年前の若者に戻ってしました。
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2005/12/24
昨日、やっと横浜美術館で「李禹煥(リ・ウファン) 余白の芸術」 を見てきました。会期最終日、ほんと駆け込みです。李禹煥の作品を見るのは初めてです。横浜美術館にいくと、建物の外にも作品が展示されていました。会場内にはいると、作品が飾られる壁は真っ白に塗られ、床はタイルカーペットが剥がされ、コンクリート地が剥き出しになっています。李の作品展に対するこだわりと、それに呼応するミュージアムの姿勢が感じられます。
展示されている作品は36点と多くはありません。その内容はおおまかに2つの作品群に分かれます。キャンバスに油彩で描かれた作品と、石、鉄、木を素材として作られた作品です。
キャンバス作品は「照応」と題された作品が多くを占めます。薄いクリーム地の一部に、太い絵筆で描かれたような、いくつかのグレーの四角な物体。地色とグレーの物体のつくりだす空間を見ていると、自分はいまどこにいるのかな、という思いになりました。絵の中に入っていっている自分がいます。不思議です。
同じ「照応」でも、グレーな物体がキャンバスに一個描かれた作品があります。この作品を見ていると、違う物が見えてきました。「テーブルの上のグラス」だったり、「部屋の窓」とか、「工場の中のゴミ箱」とか、どんどんイメージが広がります。
石、鉄を使った作品群は『関係項』という題で表現されています。石、鉄の作り出す空間は、緊張感とか安らぎ、癒し、愛情を表現しているよう。作品は、まわりから様々な角度でみたり、しゃがみ込んで俯瞰したり、いろいろな見方をすると、それぞれ表情が違い、面白いです。
60年代後半から70年代に活躍した「もの派」の代表的アーティストの李。彼の伝えるメッセージは強く感じました。でも、私の力不足で、すべてのメッセージを受け取れることができなかったよう。ちょっと残念です。しかし、アーティスト李禹煥のすばらしさ、意気込みが感じられた、充実した美術展です。
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2005/12/23
昨晩、雪の仙台から帰京。暖かく感じるから不思議です。明日は、クリスマスイブ。雪の多い今年の冬でも、東京ではホワイトクリスマスは期待できそうにはありません。
家にアマゾンにオーダーしていたエルヴィス・プレスリーの『クリスマス・ピース』 が届いていました。このアルバム、2年前の出された2枚組のもの。エルヴィスは、歌手のキャリアの中で、2枚のクリスマスアルバムと3枚のゴスペルアルバムをつくっています。敬虔なクリスチャンであるエルヴィスは、ゴスペル、賛美歌を好んで歌いました。
この『クリスマス・ピース』は、クリスマス・ソングと、ゴスペルの中からバラッドを選りすぐったもの。真摯なエルヴィスの歌声が素晴らしいです。大スターは、ほとんどクリスマスアルバムをだしていますが、私の中では、エルヴィスのクリスマスソングがベストです。
クリスマス・ピース:エルヴィス・プレスリー
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2005/12/22
いよいよ年の瀬、世の中は忘年会シーズンですね。明日あたり、多いでしょうね。会社での最近の飲み会では、「飲み放題コース」での設定が多いです。この飲み放題、お得なようですが、実は料理が貧弱なこと、多くないですか?私は酒飲みですが、それでも飲み放題で満足できる宴会、少ないです。料理が明らかに手が抜かれているな、と感じることがよくあります。ホントにお得な飲み放題の店はないんしょうかね。
昨晩一番町で、前から気になっていた飲み放題の店にいってみました。ホテルユニバースにある「シェルブール」 です。ここは平日のみ60分850円で、飲み放題をやってます(実際はお通し310円が加わります)。飲めるものはビール、焼酎、ウイスキー、ワイン、カクテルなどかなりの選択肢があります。ふつうのお酒はだいたい揃ってます。60分をこえると、30分ごとに400円。
ここ、料理が豊富で、ボリュームがあります。たとえばオニオンリングは、7個も盛られていて320円、煮込みは小さいながら土鍋に入りで(半熟玉子が入ってます)、500円。なかなかです。
この店、時間限定なのがポイントです。うまく使うと、経済的に飲めます。飲み放題って、お得なように感じますが、実はそうでないかもしれません。賢く使わねばいけません(自戒)。
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2005/12/21
この前みた映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の中で、小雪さん(役名は覚えてませんが)が「ライスカレ ー 作ってあげる」といって、みんなで美味しそうに食べているシーンがありました。これを見てて、『前はライスカレーて、いってたな』と懐かしくなり、カレーを久しぶりに作りました。(ちなみに単身者は、カレーはめったに作りませんね。5皿分とかできても、食べきれないし) ところで、カレーライスとライスカレーは、違うものなんでしょうか?昔は、ライスカレーって呼んでいましたね。うちの母などは、いまだライスカレー派かも。 ライスカレーの材料といえば、ジャガイモ、人参、タマネギ 、そして豚のバラ肉でしょうか。本来はSBのカレー粉を使って作るのが正統かもしれませんが、手を抜いて市販のカレールーで作りました。最近の高級カレールーでは、ジャガイモとか使わないレシピもあったりしますが、昔ながらのカレーは、やはりジャガイモ、人参は必須でしょう。 久しぶりに自作のカレーを食べました。ちょっとだけ、「ライスカレー」の味がしました。
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2005/12/20
前から食べたいなと思ってて、なかなか買えなかったお菓子があります。お茶の井ヶ田の「喜久福」です。地元の方はご存じでしょう。仙台駅にも売っているのですが、冷凍で販売されているので、お土産には買いそびれてました。先日、一番町の店で、買いました。
この喜久福、小さくてかわいい大福です。「抹茶入り生クリーム」、「生クリーム大福」、「ずんだ生クリーム」の三種類あります。サイズはふつうの大福のひとまわり小さい感じ。
「ずんだ生クリーム」は、真ん中に生クリームがあり、そのまわりをずんだがくるんでいます。口の入れると、ずんだと生クリームが絡み合い、そこに大福の餅が加わって、美味しいです。ふつうの大福とは違う、ソフトな味わい。今度はぜひ、お土産に持って帰ろうと思います。
お茶の井ヶ田WEB
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2005/12/19
仙台駅前の映画館「仙台東宝」 が、来年2月に閉館するとか。この仙台東宝は昭和38年の開館、40年以上の歴史がある館です。まえから一回行こうとおもっていたのですが、映画を頻繁にみる習慣がなく、行く機会がありませんでした。週末、時間ができたので、前からきになっていた「ALWAYS 三丁目の夕日」 がこの映画館で上映されていたので、見にいってきました。
館内は広いです。座席にカップホルダーもないし、場内が暗転しても「非常口」の表示はついたままです。確かに昔ながらの映画館ですが、座り心地は悪くはありません。
「ALWAYS三丁目の夕日」は、前評判どおり、いい映画でした。舞台となっているのは昭和33年の東京。世代によって感想はまちまちでしょう。CGを駆使して、当時の風景がうまく再現されています。この時、2歳の私にとって、当然、映画をみて懐かしさは感じません。(むしろ、都電の色が違うな、と思ってみてました。私の記憶の都電は、確か黄土色)
この映画の素晴らしさは、いまの日本人が失った心、失いつつある心、そしてもう取り戻せない心を、真っ正直に描いていることだと思います。何回も泣かされたシーンがありました。
映画はハッピーエンドで終わります。まだ見ていない方には、おすすめです。
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2005/12/18
この週末は、久し振りに仙台で過ごしました。一番町あたりは師走らしく賑わっています。単身赴任者は、昨日は部屋の大掃除です。一人暮らしながら、2部屋+キッチンの広い空間を謳歌(?)しているので、掃除もやりがいがあります。いつもは、1週間に一回くらい、掃除機で掃除するくらいしかしないので、久し振りに床を洗剤で拭いたり、トイレをきれいにしたりと、やることはいっぱい。洗濯機も初めて「槽洗浄」モードというのを使って、クリーニング。
年末の大掃除は、家族みんなでやるので、それなりに楽しかったりするのですが、一人でやる掃除は孤独な作業で、長くは続きません。結局、2時間ほどやってギブアップ。街に出かけてしまいました。(笑)
まだ、衣装ダンスの整理や、押し入れの片付けが残ってます。今日、やらねば・・・。単身赴任の大掃除は、なかなかはかどりません。
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2005/12/17
仙台駅のエスパル地下で、ちょっと変わったうどんを見つけました。「月山黒米うどん」 です。これは山形県産の古代米・黒米と小麦でつくられたうどんです。うどんといいつつ、麺の色、太さは蕎麦のようです。色は蕎麦よりちょっと紫がかった感じ。
5分ほど茹でて、盛りうどんにしてみました。
食感はこしがあり、しっかりした歯ごたえで美味しいです。最近はマクロビオティックがブームとか。この黒米うどんも、マクロビな食品になるのでしょうか?
このうどんは山形県の玉谷製麺所のもの。おすすめです。
玉谷製麺所WEB
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2005/12/16
朝のニュースで知った仰木彬さん逝去の報。ショックです。今シーズン、オリックスの監督をされて活躍されていたじゃないですか。惜しくもプレーオフ進出は逃しましたが、相変わらずの仰木采配をみせてくれていました。
このブログでも何度も書いていますが、長らく近鉄ファンだった私にとって、仰木采配時代はいちばん感銘を与えてくれました。
仰木さんは、50歳を過ぎて初めて近鉄の監督になられ、周囲からはあまり注目されませんでした。しかし、その後の活躍は、もういうまでもありません。もっとプロ野球のための活躍して欲しかった。
ご冥福をお祈りします。
以前に書いた記事です。「野茂、イチローと仰木さん」
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2005/12/15
20年以上前、東京は明治通り沿い、恵比寿と渋谷の間に「香月(かづき)」 というラーメン屋があり、人気店でした。当時では珍しい背脂を使ったラーメンを食べた印象は強烈でした。この香月が、その後恵比寿駅近くの現在の店舗に移転。そこでは、いつも大行列の人気店でした。でも、最近はどうなんしょうか?
仙台の一番町にあった「香月」がいつの間にか撤退していました。夜、何回か行きましたがいつもお客さんは少なかったから、しようがないかもしれません。今週、仕事で五反田を通りかかったとき「ここの香月があったはず」と探してみましたが、ありませんでした。どうやらここも撤退したようです。
仙台の「香月」のあとには、「麺屋 喜多郎」 という店が入っていました。昼時にいったのですが、かなり繁盛していました。注文したのは蔵出し合わせ味噌らーめん。あっさり味とこってり味から選べます。こってり味を選んだのですが、野菜たっぷりでしつこさはなく美味しいです。ただ、麺がちょっと弱い感じ。
私の好みは、香月のほうかな。なぜあの味が、仙台に人には人気がなかったんでしょうか。ひょっとしたら、はやりの味ではなかったのかもしれません。ラーメン屋が、人気を持ち続けるのは、難しいことですね。
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2005/12/14
巷のビジネス雑誌は最近、教育の特集が多いような気がします。「プレジデント」の特集号「プレジデント ファミリー」は、教育にテーマを絞り、売れ行き好調のよう。ビジネスマンの必読書(?)の「日経ビジネス」 の今週号の特集は『10歳からの能力主義』 です。ちょっと刺激的なタイトルです。副題は「日本経済 真の復活は教育にあり」 です。
この特集の冒頭には、幕張メッセで行われた私立中学の試験の写真が載っています。この写真は壮観ですね(実はうちの息子も、2年前にここで受験しました)。最初の記事は「猛威振るうお受験インフルエンザ」と題し、首都圏の私立中学受験事情をレポート。次に「日本がはまった義務教育4つのワナ」として、日本の教育制度の問題点を指摘。
それに続き、各地で教育改革に取り組む状況をレポート。ここでは教育改革を語るには欠かせないワタミの渡辺社長、元リクルートの藤原杉並区立和田中学校長、「百ます計算」で有名な陰山氏を取材。
よく取材された特集ですが、日経ビジネスらしいやや強引な論旨も感じられます。そもそも、なんで10歳からの能力主義なのか?首都圏で私立中学の受験勉強をはじめるのが、小学校4年からが多いからなのかな、と推測していますが、そのわけは記事にはありません。
ちなみに、「わが子を伸ばす7つのヒント」というのがあります。ちょっと長いですが、引用してみます。
1.早寝・早起き・朝ご飯
2.父親の子育て参加
3.家族団欒
4.命令せずに考えさせる
5.家のルールを守る
6.子供の前で本を読む
7.親が子育てに哲学を持つ
難しいなあ。単身赴任者は、2と3は難しそうだし。7は最難関、自分の生き方の哲学もあやふやなのに・・・。
子供の教育、悩みは多いです。
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2005/12/13
きのうの夜から、仙台の冬の風物詩「SENDAI 光のページェント」がはじまりました。家からは定禅寺通までは近いので、9時ころ、見に行ってみました。折しも、雪が降り始め、ちょっと寒いページェント初日です。
ページェントの季節が巡ってきて、仙台の冬も本番です。
☆光のページェントをご覧になった方にTBさせていただきます。
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2005/12/12
やっと「横浜トリエンナーレ」 にいってきました。家族そろって、横浜の山下ふ頭の会場へ。みなとみらい線の元町中華街駅より歩くこと5分ほどで会場入り口に着きました。意外と地味なエントランス。ここを入って本会場へは10分ほど歩きます。道の上には、旗が風になびいています。これはビュラン・サーカス・エトカン(フランスのユニット)の作品。
「アートサーカス:日常からの跳躍」とサブタイトルがつけられた、このトリエンナーレは、いうまでもなく現代美術の展覧会です。来場者は若者が多いです。その反面、うちみたいな中学生くらいの子ども連れは、あまりいません。おばさん軍団は皆無(笑)。コンテンポラリーアートですから、素人美術愛好家の私には、ちょっとハードルが高いです。
わからないながら、全体の印象をいくつか書いてみます。
まずは、アーティストのメッセージが明確に感じとれた作品が多くなかったな、と感じました。インスタレーション、ビデオアート、パフォーマンスなど表現方法は様々ですが、その表現だけでは感動はしません。やはりアーティストが何を伝えたいかが、こちらに渡されないと、作品の価値はないと思うのです。
次に、視覚に訴える作品が圧倒的に多い。特にビデオプロジェクターを使った、ビデオアートに属する作品が目立ちました。聴覚に訴えかける作品は、少なかったです。ビデオアートは、今では新しい表現方式ではないでしょう。ちょっと保守的なイメージですね。
また、あくまで印象的なものかもしれませんが、アジアの色合いが濃い内容だと感じました。これは東洋、日本でのトリエンナーレですから、至極当たり前なのかもしれません。
女房も同じ意見だったのですが、このイベント、予想していたより地味。もっと大々的な、派手なものと思いこんでいました(入場料も大人1800円ですしね)。現代アートをみられる機会は、そうはありません。その意味では、必見のイベントだと思います。これを機に、私もコンテンポラリーアートを勉強せねば、と思わせてくれるトリエンナーレでした。
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2005/12/11
最近、ブログの価値を算出しているサイトを知りました。ちょっとブログ上で話題になっているので、ご存じかの方も多いかと思いますが。How Much Is My Blog Worth?というサイトで、ブログのURLをいれると、価値をドルで表示してくれます。
How Much Is My Blog Worth?
このブログを試してみました。
133,233ドル。日本円にすると(1ドル120円で換算して)、約1,600万円!嘘でしょ、信じられませんね。こんな価値が、このブログにあるなんて、ありえないですよね。
このサイト、どんな仕組みで価値を判定しいるのかな?ネット上で見てみると、無価値(0)というブログもかなりあるようです。例えばココログの超人気ブログ「眞鍋かをりのここだけの話」 も0ドル。でも、古田敦也監督の「古田敦也公式ブログ」 は1,376,913ドル、約1億6、500万円です。
ちょっと不思議なとこもありますが、お遊びとしては面白いですね。
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2005/12/10
仙台にもアップルストア がオープンしますね。昨日、前を通ったらガラス越しに、中をみることができました。意外と小さい店舗だな、と感じました。ストアの場所は、一番町、CDストア・HMVの隣です。藤崎、フォーラスのそば、仙台ではいちばんいいロケーションでしょう。かなり前からここは工事をしてました。以前は何があったか、記憶にないなあ。仙台のアップルストアは、国内6店舗目です。
残念ながら、昨日東京に帰ってきたのでオープニングにはいけません。さぞ賑わうことでしょう。
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2005/12/09
いつもお邪魔している、すばらしいTakさんのアートブログ「弐代目・青い日記帳」 で知った本「ニューヨーク美術案内」 。この本、美術ファンにはかなりのおすすめ。画家の千住博さん(バイオリニスト・千住真理子さんのお兄さんですね)とノンフィクション作家の野地秩嘉さんの共著。野地さんが千住さんからニューヨークの美術館を題材に、作品の読み方、楽しみ方を解説するという形をとる、美術指南書です。
題名が「ニューヨーク美術案内」となっているので、ニューヨークの美術館、ギャラリーのガイド的な内容と思って読み始めましたが、実は作品をどう見るか、読み解き方を千住さんの視点で教えてくれる「作品解読の方法」が中心です。もちろん、メトロポリタン美術館や、MoMAの作品も数多く紹介されています。
千住さんの作品の見方は、とても参考になります。私がいちばん面白いなと思ったのは、「困ったら耳を見る」とのアドバイス。千住さんによれば耳は描くのが難しい、でも、あまり注目されるものではないから、いちばん手を抜きやすいところでもあるので、実力がでる、とのこと。なるほどな、と思います。
千住さんのアドバイスに従って、野地さんが美術館に作品を見にいった文章も、すごく面白く書かれて、読んでいて楽しい。
千住さんはこう言っています。
私には「美はすべてを超える」という考えがあります。
すてきな言葉です。
ニューヨーク美術案内(光文社新書・735円)
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2005/12/08
先週末、東京の実家にかえったときに、女房が手に入れていた「チキンラーメン&土鍋セット」 。仙台でもコンビニで見かけたので買ってしまいました。この土鍋セット、日清食品のWEBをみると、生産遅れで発売延期になっていたんですね。十分な生産量が確保できなかったんでしょうか。
この土鍋セットを手に入れたことで、うちにはチキンラーメンの食器が3つになってしまいました。
「マグカップ」、「どんぶり」そして「土鍋」です。まんまとチキンラーメンの罠にはまってしまったようです。最初のマグカップはチキンラーメンミニ用だったのですが、どんぶり、土鍋はレギュラーサイズ。どれもひよこちゃんキャラがついていてかわいいです。
私はあまりインスタントラーメンを食べる習慣がないので、実はこの3点、まだ一回も使っていません。単なるコレクションになってます。ちょっともったいないかもしれません。
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2005/12/07
年の瀬を感じるこの頃。今年も仙台では、スキップカード(地下鉄、バスのプリペイドカード)の仙台四郎 バージョンが発売されました。去年も買ったのですが、今年も縁起物としてさっそく手にいれました。2006年にちなみ2006枚の限定販売です。
2006年のものは、赤地のデザインです。写真の左のが2006年版、右が2005年版です。イメージは変わってませんね。
去年買った2005年のは、お守りみたいに持っていたのですが、なにjかご利益はあったかな?一年振り返ってどうだったかと考えてみると・・・。このブログも皆さんのおかげで、アクセス数も大幅にアップしたし、その面ではいい年だったと思います。
さて、ちょっと早いですが、来年は仙台四郎さんが幸せを連れてきてくれるでしょうか。
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2005/12/06
先日、竹橋の近美でみた「アジアのキュビズム」は、アジア各国のキュビズム作品がみられ、とても印象的な展覧会でした。また、刺激的な美術作品に出会いたくなって、ひょっとした見られるかなと思い、ステーションギャラリーの「ベトナム近代絵画展」 にいってみました。結論を先にいうと、正解でした。
この「ベトナム近代絵画展」は1925年から75年までのベトナムの絵画を年代順にみせてくれるもの。ベトナムの絵画って、まとまってみるのは初めてですが、その絵画世界は独特です。展示されている作品の多くを占めるのが、板に漆で描いたもの。この技法はベトナム独自のものかは、浅学な私は知らないのですが、その作品は質感、印象、表現が伝統的な油彩とは、まったく違うもの。漆画は、見る角度によって、絵画の見え方が違います。会場の解説に「下からみると違った印象に見えます」と書いてあるので、来場者はみなさんしゃがみ込んで絵を見ています。確かに印象が全然違いますね。不思議です。
気にいった作品はたくさんあります。「寺院の祭り」は、全面を支配する赤にこころをつかまれます。そして、描かれた人物の表情がどれも違っていて、魅力的に描かれています。
有名な作品らしい「リエン嬢」は、あどけなくて、ちょっとうつろな女性が、赤を基調に美しく描かれている一枚。
チャン・チュン・ティンの新聞紙に描かれた一連の作品は、強い反戦メッセージを伝えます。また、「遊んでる子どもたち」は、モダニズムの影響を感じながらも、しかしオリジナル性が強く、楽しげな作品です。
作品を見ていると、ベトナムの「民族のパワー」を感じます。20世紀、決して恵まれた環境になかったベトナムという国の、美術の力に触れた刺激的な美術展でした。
「リエン嬢」と「遊んでいる子どもたち」
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2005/12/05
前売り券を買いながら、なかなかいけなかった「プーシキン美術館展」 をみてきました。この美術展は2人のロシア人実業家がパリを中心に収集した「シチューキン・モロゾフ・コレクション」をみせてくれるもの。会場は予想通り(?)おばさん、おじさん(私を含む)で賑わっていました。
この展覧会では、モネ、ルノワールらの印象主義、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、マティス、ピカソらのモダニズム(キュービズム、フォービズム)まで、近代の代表的画家の作品が見られます。私的なコレクションの近代名画を時代順に見せていく構成は、今年の夏に行われた「フィリップス・コレクション」と同様の主旨です。
気になった作品を、いくつか書いてみます。ルノアールの「黒い服の娘たち」は、タイトルのとおり、フォーマルな黒いスーツを着た娘を描いた作品ですが、私としてはもう一つ好きになれない。何故かな?ルノワールらしい華やかさがないせいかもしれません。
セザンヌの「池にかかる橋」は、会場の作品解説でも触れられていましたが、キュビズムの基礎理論に基づき描かれたような、実験的な色合いの作品です。
アルマン・ギヨーマンの「廃墟のある風景」は、この展覧会でもっとも関心をもった作品です。風景の表現を、光の効果で描くのではなく、純粋に色彩の作り出す印象で構築している作品。そのあとの時代の、カンディンスキーが創始した抽象絵画への繋がりを感じさせてくれる興味深い一枚です。
この美術展の最大の見どころ、マティスの「金魚」。意外と大きい作品だなと感じました。写真を見た感じで、なんとなく小品かと思いこんでいました。不安定な構図、絵を支配する金魚の赤と緑の葉、背景のピンク色の与えるふくよかな印象、そしてあえて描き込まない表現と、さすがマティスと感じる作品ですね。
ピカソは「アルカンと女友達」など4作がきていましたが、もうひとつ感動しませんでした。
近代絵画を俯瞰するには、少しばかり質、量ともに物足りない印象。しかし、19世紀後半から20世紀初頭のヨーロッパ絵画を、巨匠たちの作品を中心に、充分に楽しめる美術展です。
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2005/12/04
「北斎展」で賑わう東京国立博物館で開催されている「華麗なる伊万里、雅の京焼」 をみてきました。伊万里焼、京焼とも江戸時代に発展した焼物です。伊万里の知識はすこしだけあるのですが、京焼はまったく知識がありません。
会場にはいると、まずは伊万里のゾーン。白磁、染付、古久谷、柿右衛門、古久谷、金欄手、鍋島と年代順に作品が展示されています。いちばん見ごたえがあったのは古久谷様式の青手作品『色絵波に兎文大皿』。兎を意匠に使ったところが面白く、ちょっと変わった古久谷青手。また、同じく古久谷の五彩手『色絵鳳凰大皿』は白地を大胆に広く残したところが印象的な作品。鍋島の『色絵三壺文皿』は、その描かれた絵の斬新さが、現代でも受け入れそうなデザイン性の高い皿です。この伊万里ゾーンは、展示作品の3分の一以上が個人蔵で、ちょっと驚きます。
京焼ゾーンのトップは、野々村仁清の作品。まずは、石川県立美術館所蔵の『色絵雉香炉』(国宝)。この作品、現物を見るのは初めて。雉の表面に彩られた無数とも思える色が、幻想的なイメージを作り出します。すごいです。尾形乾山の『色絵紅葉図透彫反鉢』は、まさに絵画が焼物になったような焼物。鉢の中に、紅葉の風景が広がっています。
作風の変遷が興味深い伊万里、個性豊かな京焼と、磁器の魅力と奥深さを楽しめる美術展です。
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2005/12/03
東京の実家では、朝日新聞をとっていますが、毎日の折り込みチラシが膨大です。特に土曜日の朝刊はすごい量。数えてみたら68枚、重さを量ってみたら、750グラムもありました。いや〜、新聞配達の人は大変でしょうね。
チラシの内容は、多種多彩。住宅、家電量販、クルマ、インターネット関連、スーパーマーケット、ケータイ、眼鏡・・・。うちからはいくのに小一時間はかかる東京ドームシティの小冊子(クリスマス特集)まで入っています。これをみると、東京の景気は回復してるのかな、とも思えます。仙台では、家でとっているのが日経新聞のせいか、折り込みチラシも毎日2,3枚。寂しいです。
チラシ、みるの結構好きなので、実家の帰った時の、ちょっとした楽しみになってます。
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2005/12/02
昨日は東京で仕事。途中、有楽町を通りかかったら「宝くじ売り場」が盛り上がっていました。恒例の『年末ジャンボ宝くじ』ですね。お姉さんがアナウンスで購入をアナウンス。ちょっと妙なキャラの人間看板(?)も登場です。
思わず、買ってしまいました。
仙台にいると、宝くじ売り場も目立ちません。東京のように行列をつくって買う、という光景にもあうこともないですね。会社のそばにも売る場があるのですが、ひっそりしています。所さんポスターは貼ってあるのですが、盛り上がりはあまり感じられませんんね。まあ、たかが宝くじで盛り上がっているのは、東京くらいかもしれません。
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2005/12/01
先月の初めに仙台駅前のエスパルに「無印良品」が開店しました。ここは、CDショップの「ヴァージン メガストア」があったところ。無印良品は、すぐそばのLOFT内にも比較的大きなショップがあります。こんな近くに2店舗つくるなんて、ちょっと常識では考えられませんが、きっと採算はとれるんでしょうね。
仙台には、オジサンの趣味にあう雑貨屋さんが少ないです。フランフランくらいかな、買う気がおきる雑貨屋は。無印良品は、ある面でくせがない品揃えなので、わりとよく使います。文房具、食器などをよく買いますね。
また、閉店したヴァージン メガストアは、あまり大きくなかったので、一度も利用したことがありませんでした。最近は、忙しいこともあって輸入CDは、もっぱらAMAZONで買ってしまってます。仙台だと、一番町のHMVにいくくらいです。無印良品とヴァージンメガ ストアの入替は、妙に納得できる出来事でした。
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