19世紀名画との出会い:スコットランド美術館展
一昨日で終わってしまいましたが、最終日に「スコットランド国立美術館展」(ザ・ミュージアム)を見てきました。この美術展では、バルビゾン派、写実主義から印象派までのフランス絵画。イギリスのラファエロ前派、そしてスコットランドの画家など、95点をみせてくれます。時代でいえば19世紀の中頃から、20世紀直前までの作品が大半を占めます。全体的には、オーソドックスな作品が多く、風景画、人物画などゆったりと楽しみました。
いいな、と思った作品は何点もありました。クールベの「峡谷の川」は、色彩の使い方に魅せられます。川の青、山の青、空の青、それぞれ違った青色で描かれ、そこに木々の緑が置かれ、独特の色彩世界を創りだしています。写実主義のクールベが、こんなタッチの絵を描いていたなんて、知りませんでした。
モネの「積み藁、雪の効果」は、ちょっと幻想的な作品。藁の背景が、クリーム、白、ブルー、ピンクと塗り分けられ、絵をみていると妙に心がやすらぎます。
ドガの「開演前」は、ドガお得意の踊り子を描いた作品ですが、赤、黄、オレンジの織りなす色彩が印象的です。
この美術展では、スコットランドの画家を含め、名品が揃っています。こころ和む、素敵な時間を過ごしました。
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» スコットランド国立美術館展 [隆(りゅう)のスケジュール?]
19日の午後、「フランス印象派と19世紀のスコットランドの画家たち スコットランド国立美術館展~コロー、モネ、そしてキャメロン~」を観に行きました。この展覧会は、150年以上の歴史を誇り、そのコレクションの豊かさと質の高さで知られる、スコットランド国立美術館の膨大な収蔵品の中から、19世紀のスコットランド絵画とモネやシスレーなどフランス印象派の名品を中心に、当時の身の回りの事物や風景、人物像を描いた心なごむ95作品を紹介するものだそうです。
~作品構成~「Ⅰフランスの画家」「Ⅱスコットラ... [続きを読む]
受信: 2005/12/31 12:38
コメント
りゅうさん
あけましておめでとうございます。
コメント遅れてすみません。
モネの「積み藁」不思議な印象でした。
今年もよろしくお願いします。
投稿: 自由なランナー | 2006/01/04 09:01
こんにちは。
この展覧会、余韻がいいですね~
鑑賞してから1ヶ月以上経ちますが、図録を開いているととても心地よいです♪
モネの積みわらは特に面白いですね(*^m^*) ムフッ
たくさんの楽しい情報をありがとうございました&お世話になりました♪
(実は、今だに吉野屋のソースかつ丼が気になっています。なかなか機会が無くて…(/ー\*) イヤン♪
)
来年もよろしくお願いいたします ぺこ <(_ _)>
投稿: りゅう | 2005/12/31 12:37
なんちゃてオジサンさん
こんにちは。
私も今日から実家で過ごしています。
お互い、ゆっくり過ごしましょう。
ことしは、たいへんお世話になりました。来年もよろしくお願いします。
投稿: 自由なランナー | 2005/12/29 09:20
今年は色々と楽しい情報をありがとうございました。
明日、28日帰省します。
良いお年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
投稿: なんちゃってオジサン | 2005/12/27 23:59