様々な表情の仏像に出会えた「円空さん」
仙台市博物館で開催されていた「円空さん」にいってきました。会期が昨日までなので、まさに駆け込み。話題の展覧会とあって来場者で賑わっていました。円空は、江戸時代の僧侶ですが、生涯で12万体とも、10万体ともいわれる膨大な仏像を、木彫りでつくりました。
会場では、釈迦如来、薬師如来、観音菩薩、不動明王など円空の多彩な仏像が展示されています。この展覧会の副題「ほほえみの仏像」のとおり、様々なほほえみ、安らぎの表情に仏像をみていると、こころが和んできます。よくこれだけの仏像を集めたな、と感心してしまいます。
如来や、菩薩には魅力的なものがいっぱいですが、特に気にいったのが「柿本人麿像」。3体の柿本人麿像が展示されていたのですが、どれも表情、ポーズが違い、魅せられます。
また、「千体仏」はかわいい傑作。千体仏とは大型仏像をつくったときの破片材を利用してつくった、超ミニチュア仏像。小さくても、表情はしっかり作り込まれているところが、すごい。
会場の最後に展示してあった「護法神像」は、自然の木をうまく使った仏像。インスタレーションのようです。
円空の作品をまとめてみられる機会は、そうはありません。素敵な企画展だと思います。
☆「円空さん」をご覧になった方にTBさせていただきます。
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