ワタリウム美術館で「岡倉天心」展をみる
先週末、東京・青山のワタリウム美術館で「岡倉天心展−日本文化と世界戦略」をみてきました。招待券を持っていたのですが、なかなか行けず、最終日の17時過ぎに、駆け込みで入りました。ワタリウム美術館は、久しぶりです。会場は、最終日のせいか、混雑していました。意外だったのは、若い人に混じって、中年以上とおぼしき方が多かったこと。岡倉天心=お茶のイメージのせいでしょうか。
この展覧会は、岡倉天心の作品、書簡などの資料や、ゆかりがあった人の発言などの周辺資料で、岡倉天心の生涯を辿ろうというもの。「世界戦略」とは大仰な題ですが、それほどの展示内容とは、残念ながら思えませんでした。
ただ、驚いたのは岡倉天心の若い頃のキャリア。13歳で東京大学(当時東京開成学校)に入り、18歳で卒業し、現在の文科省に入る。その後、日本美術学校(現東京芸術大学)の創立にかかわり、28歳で校長を務めたという。なんとも早熟な天才だったんですね。
ワタリウム美術館は講座、ワークショップを数多く開催していて、かなり魅力的なものもいくつかありました。美術館としてはちょっと狭いスペースですが、目が離せない館のようです。
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