充実している目黒区美術館コレクション展
東京都の区立美術館といえば、まずは世田谷美術館を思い出す方も多いのでは。でも、目黒区立美術館(目黒区美術館)もちょっと地味ながら、充実した活動を行っています。いま、「目黒美術館コレクション展」が開催されています。この企画では、近年新たにコレクションに加わった作品を中心として、過去23年に渡り収集された作品のうち、寄贈のものを中心に展示。これらの作品は、なかなか見応えがあります。
私が特に気になったのは藤田嗣治のシャーマンコレクション。陶器とか、木で制作した人形があり、藤田がこんなものをつくっているのか、と新鮮でした。また、同じく藤田の「動物群」は動物がアンバランスな構図で描かれ、油彩ながら日本画に思える画風の作品。
岡田謙三の「銀」は、シンプルながらキャンバスに描かれた形と色、配置に引きこまれる作品。
今回出展されたのは80点ほどですが、目黒区美術館所蔵の作品の充実度を知るには、とてもいい企画展だと思います。
※写真は高野二三男「人形を持ったパリジェンヌ」
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» 「コレクション展」 目黒区美術館 6/4 [はろるど・わーど]
目黒区美術館(目黒区目黒)
「目黒区美術館コレクション展 -新収蔵品を中心に- 」
5/28〜6/26
目黒区美術館で開催中の「コレクション展」を見てきました。近代日本において欧米と関わりをもった作家や、目黒ゆかりの作家を中心として、約70点程の作品が展示された展覧会です。
エントランスホールで私を出迎えてくれたのは、兎の耳が連なったような大きな彫刻作品、青木野枝の「Untitled」(1994年)でした。丸い支えを下に持った耳の型をした鉄製の彫刻が、天�... [続きを読む]
受信: 2005/06/12 20:47
コメント
はろるどさん
こんにちは。
ブログの記事は、改めて読ませていただきました。目黒美術館は、実家から近いので(家族は目黒区民)よくいきます。この美術館は地味ながら、いい企画をしていますね。でも、説明パネルでは98年より新作を購入できていなとのこと。厳しい状況ですね。
投稿: 自由なランナー | 2005/06/13 19:53
自由なランナーさん、こんばんは。
私も先日、この展覧会を楽しんできました。
これからもこういう形でコレクションを公開していただけると嬉しいですね。
岡田謙三の「銀」は私も印象に残りました。
色合いと形が面白いですよね。
投稿: はろるど | 2005/06/12 20:50