歴史的町名の保存とは
今月号の月刊誌『東京人』では「東京の地名」の特集を組んでいます。ここに取り上げられている旧町名、たとえば「龍土町」、「真砂町」、「矢ノ倉町」などは、東京出身の私でも知りませんでした。概して、東京の地名は味気ないものが多いですね。地方のほうが、歴史を感じさせてくれる地名が残っていることが多いようです。でも、「平成の大合併」で消えていった地名、町名も多いのでは。
仙台では5年ほど前から「歴史的町名等活用推進事業」をすすめているんですね。これは
城下町仙台の貴重な財産である歴史的町名を日常生活の中で使用できる形で残し,これからのまちづくりに活用していくために,「道路の通称名」として活用するものです。 (HPより引用)
歴史的町名を、通りの名前として活用しようとするものですね。たとえばうちのそばの通りの「東二番丁通り」もそうなんですね。私は、歴史のある町名は残すことに大賛成です。町名を残すことは、住んでいる土地の町名の歴史を守っていくことにつながると思います。こういった取り組みは、行政主導で、最初は行われるのでしょうが、やはり大切なのは住んでいる人の意志が大切でしょう。『東京人』で作家の小林信彦さんがつぎのようにいっています。
地名が残るかどうかは、結局そこに住んでいる人の土地への愛着度、執念があるかどうかだと思います。
ここ仙台で、歴史のある町名を探してみたい、と思うこの頃です。
| 固定リンク | 0
コメント
motteninさん
おっしゃる通り、道路名では、いまひとつ定着しないかもしれませんね。やはり、歴史的地名そのものを、復活させるほうが、いいのでしょうね。
地名のことは、なかなか難しいです。
また、遊びにきてください。
投稿: 自由なランナー | 2005/04/11 07:59
歴史的町名は使う機会があれば定着すると思うんですが、道路名ってなかなか使うことがないですね。住所なら宛名として使う機会があるんですが。同僚と話しても、お互いに分かってないとつらくなりますしね。
道路に詳しいはずの(最近はそうでもないですけど)タクシーの運転手にも「中杉山通りを行ってください」なんて言っても全然通じません。
投稿: mottenin | 2005/04/11 00:49