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2005/04/07

貴重な資料としての「瀧口修造図録」

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この前の日曜、世田谷美術館に出向いて「瀧口修造 夢の漂流物」の図録を買ってきました。2月にこの美術展をみにいったときまだ図録ができておらず、なんで?と思っていたのですが、本の中身をみてみて、なるほどと思いました。
この図録、単なる美術展の作品を収めたものではなく、瀧口修造の資料集といっていい内容が濃いもの。注目ものは瀧口に詳しい方が執筆した短い論評18編。これは、かなりの読みごたえがありそう。また、「瀧口修造による『作家の横顔』」も面白いです。ミロ、デュシャン、アルプから荒川修作、磯崎新まで、展覧会に出品されている作家たちに関する瀧口の言葉を集めたもの。出展作家の略歴もあり、これも資料としては有益。もちろん、瀧口自信の資料も写真を含め、多く掲載されています。

わざわざ買いにいったかいがありました。この図録を読んだうえで、展覧会をみれればいいのですが、今週末で終了、残念です。ちなみに、このあと富山県立近代美術館に巡回するとのこと。瀧口の故郷、富山まで見に行きたくなりました。

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受信: 2005/04/08 19:09

コメント

バウムクウヘンさん
こんにちは。
あさってまでですね。私は、図録は買ってのですが、時間がなく、展覧会はみれませんでした。
ぜひ、楽しまれてください。
またお邪魔します。

投稿: 自由なランナー | 2005/04/08 07:38

しまった!行きたい行きたいと思っていて,忘れてました…。自由なランナーさんのおかげで思い出しました。ありがとうございます。最終日に行きたいと思います。
この人,本当に色々なところで名前が出てきますよね。ハズカシながら,あまりよく知らないので,図録を買ってベンキョウせねばっ!と思ってはいましたが,別の意味で面白そうな図録なんですね。楽しみです。

投稿: バウムクウヘン | 2005/04/07 23:13

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