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2005/04/03

強いメッセージを感じる「タビエス展」

tapies2週間ぶりに東京に戻り、久しぶりに北品川の原美術館にいってきました。多分、ここを前に訪れたのは、10年以上前。館内には奈良美智の作品:My Drawing Roomが展示されてるなど、変わっていました。五反田の駅から、歩いて20分ほど、静かな住宅街の一画にある小さい美術館は、相変わらずの佇まい。
ここで開催されている「タピエス−スペインの巨人 熱き絵画の挑戦」をみてきました。同郷のピカソ、ミロの精神を継承した芸術家。瀧口修造とも交流があり「瀧口修造:夢の漂流物」にも作品が出展されていました。タピエスの比較的初期のから最近の作品まで、30点ほどが展示。

タピエスの作品をみていくと、「何かを突きつけられて」いるような感覚になってきました。こころがざわざわするような、変な感覚。「白のレリーフ」はカンバスにミクストメディアでつくられた作品。おそらく油彩で一面塗られたところにに、隆起した部分や、ひび割れが入り込み、みていると自分の心の襞をみせられているような気分になりました。
板+ミクストメディアでつくられた「十字とR」。石、落ち葉などを彩色された板の上に展開する作品は、何故か、みているうち落ち着かない気持ちになってきました。
いちばん気に入ったのは、2階への階段のところに展示してあった「天秤」。白地に、黒で大胆に描かれた天秤を思わせるもの。白の空間にひかれる作品です。

場所柄か、来場者は若い女性が目立ちました。出展作品は少なめですが、タピエスの才気を感じるには充分な美術展です。

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» Antoni Tapiesの作品たち [Under Water]
 品川は原美術館で5月29日までやっている、『タピエス―スペインの巨人 熱き絵画の挑戦 展』に行ってきました。 なんか久しぶりに、涙出るかと思いました…。(年末年始のZao Wookie展以来だなぁ〜。)なんかもう、言葉にならないくらい、凄かった。しばらく言葉が無かったです…。... [続きを読む]

受信: 2005/05/05 20:02

» タピエス−スペインの巨人 熱き絵画の挑戦(5/3) [ex-chamber]
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受信: 2005/05/05 20:31

» 原美術館 「タピエス - スペインの巨人 熱き絵画の挑戦」 4/30 [はろるど・わーど]
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受信: 2005/05/06 00:05

» タピエス―原美術館 [Art-Montage]
いい天気に誘われて、原美術館で開催中のアントニ・タピエスの展覧会を見てきた。砂やら毛糸やら植物やら、およそ絵画にふさわしくない素材をもちいる彼の作品は、絵画といえば絵の具、という鑑賞者の常識を見事に裏切ってくれる。絵画の素材を自由に選択することを初めて実践した画家の一人として、タピエスは美術史的に評価されるべき画家なのだろう。  ここでふと思ったのは、なぜタピエスの作品は絵画でなければならな�... [続きを読む]

受信: 2005/05/12 19:50

コメント

anastashaさん
ご来訪ありあがとうございます。
原美術館の空間にはよく解け合っていたタピエスの作品。印象的な美術展でした。
また、ブログにお邪魔します。

投稿: 自由なランナー | 2005/05/12 22:33

TBありがとうございます。
アースカラーのタピエスの作品は原美術館の明るくて開放的な空間に展示されることによっていっそうはえていたように感じました。

投稿: anastasha | 2005/05/12 19:48

はろるどさん
こんにちは。
いつも「はろるど・わーど」大変参考にさせてもらっています。タピエスと原美術館、すごくあっていたと思います。
私も、時間があれば再訪したいと思います。

投稿: 自由なランナー | 2005/05/06 22:08

自由なランナーさん、こんばんは。
TBとコメントをどうもありがとうございました。

>自分の心の襞をみせられているような気分

そうですね!
今、自由なランナーさんのご感想を拝見して、
あの時の不思議な感覚がよみがえりました。

>いちばん気に入ったのは、2階への階段のところに展示してあった「天秤」。

私もあの作品はとても気になりました。
下から上がっていく時に見せる表情と、
また一階へ降りる時に見せる表情が違って、
何度も行ったり来たりしていました。
もう一度見たいぐらいです。

投稿: はろるど | 2005/05/06 00:05

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