昨日のNHK「新日曜美術館」の特集「セントラルパークがアートになる クリスト&ジャンヌ・クロード」をみて、感動してしまいました。先月、ニューヨークのセントラルパークの道に7500個のオレンジ色(番組ではサフラン色と表現していました)のゲートを置く、壮大なる展示(このような表現がいいのかわかりませんが、これしか思いつかない)が行われました。このThe Gates, Project for Central Park, New York, 1979-2005と題された展示はクリストとジャンヌ・クロード夫妻の26年越しの企画。
しかし、7500もの門を作るだけでも、莫大な費用がかかります。今週号の週刊文春(3月17日号)のグラビアでも取り上げています。その記事によると、
約20億円とも言われる総費用は、夫妻の私財と、ドローイングの売り上げで賄われており、企業や自治体からの援助は全く受けていない。
とのこと。これはアートの公平と自由を何者にも左右されたくないという理由からとか。
新日曜美術館では、ゲートの設置が一般市民によって行われていたことが報告されていました。
でも、これだけの人力と費用がかけられた展示も、わずか2週間余りの開催(2月12〜28日)とのこと。なんとも短い。
ほんと、見てみたかった。週刊文春にはすごくいい写真が掲載されています。白い雪が降り、サフラン色のGatesとが、鮮やかにひきたっています。
ニューヨーク、アメリカのアートの奥深さを感じました。
このThe Gatesは英語のWEBですが、このURLにて見ることができます。セントラルパークの展示が写真で紹介されています。
Images from The Gates
☆The Gatesにことを書かれているいくつかのブログにTBさせてもらいます。(実際にご覧になったうらやましい方もおられます)
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