« PSPとDS、両方買ってしまいました | トップページ | 映画「ゴジラ」は壮大なファンタジー »

2005/01/10

イメージが拡がるザオ・ウーキーの世界

zou連休は東京に帰れたので、素人美術愛好家は昨日、前から気になっていた「ザオ・ウーキー」展をみてきました。初めてザオの作品をみました。その大半が抽象絵画で占められています。抽象画ゆえ、その作品に対し、どう「対話」してみようかと思いながら、会場で鑑賞しました。
作品を見ていて、勝手に私は大きくは3つに分類してしまいました(素人ゆえのこととお許しください)。まず第一は、ザオが20歳代から30歳くらいまでの作品。まだ具象画の名残があります。たとえば、私が気に入った1952年の作品「失われた海 あるいは赤い大地、黄色の海」。カンバスに油絵具で塗られた面の上に、細い線で描かれたオブジェが具体的イメージを喚起させてくれます。
第二の時期は、ザオが30代半ばの頃の作品。作品は抽象絵画ですが、タイトルも具体的なものが付けられて、メッセージがわかりやすい気がします。「私たち二人」に惹かれました。
第三は、作品名が「15.001.61」など、年月でタイトルがつけられるようになった、60年代あたりからの作品群。この頃の作品は油絵が多いですが、絵の具のボリューム感を筆でダイナミックに表現する一方、それ以外の部分は絵の具を薄く塗るような仕上げで対比させています。「アンリ・マティスに捧ぐ」(02.02.86)は色遣いに魅了される作品。
会場では作品に触らなければ間近までいってもよく、私は作品に超接近したり、かがみ込んで下からみたり、いろんな角度から作品を眺めてみました。筆のタッチを見ながら、「これって、あらかじめ決めて描いたのか、それとも手が動くに任せたのか?」と素朴な疑問が頭をかすめました。

抽象絵画との「対話」のしかたは、見る人が決めればいいと思います。ザオの魅力は、カンバスに油絵の具で描かれた形、その色、絵の具のボリューム、混ざり合った色。それらが造りだすイメージを楽しめることだと、私は感じました。

☆素人美術愛好家が勉強になったブログにトラックバックさせていただきます。

|

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: イメージが拡がるザオ・ウーキーの世界:

» ブリヂストン美術館 「ザオ・ウーキー展」 [はろるど・わーど]
ブリヂストン美術館(中央区) 「ザオ・ウーキー展」 2004/10/16〜2005/1/16 こんにちは。 ブリヂストン美術館でやっているザオ・ウーキーの個... [続きを読む]

受信: 2005/01/11 01:09

» フランス現代絵画の巨匠 ザオ・ウーキー展 [The Days of Sweets and Roses]
ブリヂストン美術館で10/16(土)から開催中の『ザオ・ウーキー展』を%n10/21(木)に見て来ました。 [続きを読む]

受信: 2005/01/12 15:40

コメント

いづつやさん
ご来訪ありがとうございます。ザオはまた再訪したい展覧会でした。アートのすばらしいブログ作られていますね。まだ全部拝見していませんが、おいおい読ませていただきます。
これからもよろしくお願いします。

投稿: 自由なランナー | 2005/01/11 21:54

自由なランナーさん
はじめまして、いづつやと申します。TBありがとうございます。
楽しいブログですね。同じココログですので親しみもわきます。
また、訪問させて頂きます。

ザオ・ウーキー展、大変感動しました。自由なランナーさんが
お書きになってるのと同じ感想です。ターナーの風景画とイメージが
かなり重なりました。ブリジストン美術館はやはり、老舗だけあって
いい企画展を開いてくれますね。感謝です。
拙HPにも気楽に起こし下さい。これからも宜しくお願いします。

投稿: いづつや | 2005/01/11 16:16

はろるど・わーどさん
ブログでの評、大変参考になりました。ザオの作品は抽象画といいながら、メッセージ性が高く、いい展覧会だと思いました。

投稿: 自由なランナー | 2005/01/11 06:15

anastashaさん
ご来訪ありがとうございます。すてきなブログ造られていますね。素人にとってはいろいろ参考になります。
またお邪魔させてください。

投稿: 自由なランナー | 2005/01/11 06:12

aboyanさん
ご来訪ありがとうございます。おっしゃるとおり、抽象画は印刷物にすると、まったく別のものになりますね。
仙台にお住まいなんですね。今後ともよろしくお願いします。

投稿: 自由なランナー | 2005/01/11 06:09

トラックバックありがとうございました。

ザオ行かれたのですね。
彼の作品の前では、
「抽象画=難しい」というような固定概念が吹き飛びます。
どんな見方も許すような、
自由度の高い素晴らしい作品ばかりでした。
色、形…、まだはっきりと頭に残っています。

投稿: はろるど・わーど | 2005/01/11 01:07

拙ブログにTBありがとうございました。
はじめまして。展覧会寸評のつもりでブログを書いています。今後ともよろしくお願いします。

ザオ・ウーキーの絵画は離れて見てもよし、近寄って見てもよし、様々な距離から鑑賞者に語りかけてくると感じました。

投稿: anastasha | 2005/01/10 23:49

ザオ・ウーキー展、本当に素晴らしかったです!抽象画は印刷などで見るのと、実際に絵を前にして見るのとでは迫力が全然違いますね。東京に住んでいたなら毎日のように見に行きたい所です。

投稿: aboyan | 2005/01/10 21:30

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。