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2004/10/12

小林信彦「名人志ん生、そして志ん朝」を読む

昨日、東京から仙台に戻り新幹線は満員でした。最速の「こまち」が夜まで満席、15時台の「MAXやまびこ」で帰仙。いつもより長い乗車時間(2時間10分あまり)のため、本がゆっくり読めました。
前から読もうと思いながら、読めなかった小林信彦「名人 志ん生、そして志ん朝」。私は小林信彦ファンで、小説はかなり読んでます。ただ、この15年くらいのにわかファンなので、古い作品、たとえば「オヨヨ大統領」シリーズは読んでなかったり、ファンと胸を張っていえるほどではないんですが。
この「名人 志ん生、そして志ん朝」は昨年の1月の出版。3年前’(2001年)の10月に古今亭志ん朝さんが亡くなったあと、小林信彦の以前の志ん生、志ん朝に関して書かれた著作をまとめたもの。
小林信彦の評論は、主に映画、文芸、芸能(喜劇とも「いうべきもの)、落語と多方面に渡ります。私は彼が評論するどの分野にも精通していなくて、情けない話ですが、読んでいてもわからない事がかなりあります。要は映画、文芸などの基礎知識が(教養とも「いうべきもの)がないのですね。
志ん朝も高座をきいたこととがありません。でも、この本を読むと、落語、江戸言葉への著者の愛情、愛着が感じられます。
志ん朝は少しだけ、CDを残してくれています。CDでは高座の素晴らしさはわからないかもしれませんが、少しきいてみようと思いました。

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