黄色がテーマの美術展
前にも書いたと思いますが、東京はアート環境(ちょとへんな言葉ですが)については大変恵まれてます。Innocenconce-artscape blogを拝見していると、Tokyoのいたるとこで、美術展が見られると言う感じですね。
目黒美術館は小規模な美術館ですが、いい展覧会を企画し続けています。
目黒美術館の「色の博物誌 黄 地の力&空の力」は色の文化を色材、原料からとらえる「色の博物誌」というシリーズ企画展。過去、青、赤、白と黒、緑と展開し今回の黄が最終回とのこと。
個人のアーティストや、海外の美術間の作品をみせるような展覧会とは違って、「黄色」という色をテーマに、作品だけでなく色材なども展示。全体をみた印象は、よく企画が練られているな、と思いました。
現在は美術館にとって厳しい時代と言われますが、この展覧会のように有名な作家に頼らず、充分に企画を練った美術展は、これからのひとつの方向性かと思います。
この展覧会のなかで、とくに印象に残ったのは栗田孝一のソイルライブラリー。彼が全国各地で収集した黄土1000種を展示しているもの。よくこれだけ集めたな、と感心しました。
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