出前一丁と香港-その2
オリンピックでの日本勢の金メダル獲得数が10個を超えました。すごいです。選手の活躍を見ていると、不思議と「やはり日本人だなあ」と思う自分がいることに気付きます。
香港に行くと、異国でありながら、日本的なものを感じます。それは、香港の人が同じ黄色人種であり、かなり違う表現ながらも、漢字を基本言語にしているからかもしれません。
「一国家二制度」により、香港は中華民国でありながら、資本主義を謳歌。日本企業の進出も盛んで、例えば「無印良品」とか「和民」とかが日本と変わらない品揃え、メニューで店舗を展開しています。
司馬遼太郎の「以下、無用のことながら」の中に次のような一説がありました。
『朝鮮・中国・日本は、漢字をつかいつづけてきたということで世界にも特異な文化圏なのである。アメリカなどは、この三国が漢民族だということで、意識のそこでは同じグループだと思っているのではないか。』
この同じ漢民族−中国、韓国と、日本の関係はいいとはいえませんね。が、文化のレベルでは、香港、中国への日本企業進出、韓国ブームと過去とは徐々に変わってきているようです。今後、新たな国際関係が展開していくのでしょうか。
短い香港の旅でしたが、考えることとは多かったです。
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