2025/06/21

田中和人 個展『Picture(s) II』

 以前から存じ上げている田中和人さんの展示<田中 和人 個展『Picture(s) II』>(KANA KAWANISHI GALLERY)を鑑賞。田中さんはこれまで「写真と絵画の関係性を軸に、写真を用いて様々な角度から写真による抽象表現の新しい可能性を切り開く作品を発表してきました。」(KANA KAWANISHI GALLERYのサイトより引用)。
 今回展示されている最新シリーズ〈Picture(s) II〉では、これまで制作してきた〈Picture(s)〉を複雑化して作品を作り上げています。
 最近ではシカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ウィーン、リスボンなど海外での発表も多く、高い評価を得ている田中和人。最新の作品をみることができる展示です。

■会期               
2025年6月20日(金)~ 2025年7月19日(土)
水曜日〜土曜日 13:00〜18:00
(日・月・火・祝 休廊)

■会場   
KANA KAWANISHI GALLERY
〒135-0021  東京都江東区白河4-7-6


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2025/06/20

今月の能は「六浦」

 国立能楽堂で狂言・能。今月2つある定例公演のうち、狂言:秀句傘、能」六浦を鑑賞。
 狂言 秀句傘(しゅうくがらかさ):野村万蔵(和泉流)
 能  六浦 (むつら): 大槻文藏(観世流)

 狂言「秀句傘」の秀句とは機知に富んだ秀逸な句。狂言らしい滑稽味と風刺を併せ持った小品で、俳諧や連句を題材にした珍しい作品。
 能「六浦」は六浦(現横浜市金沢区)を舞台とした観阿弥の夢幻能。草木の精が主役となる作品があり、「六浦」もそのひとつで楓が主人公の作品。
 今回は脇正面の橋掛かりに近い席を取りました。ここからは正面席とは見え方が違って、これも一興です。でもまだまだ狂言・能の楽しさを味わうレベルに達していません。やはり予習が足りないだろうな。

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2025/06/19

古今亭菊之丞・古今亭文菊 兄弟会

 清澄白河で落語。「古今亭菊之丞・古今亭文菊 兄弟会」は二代目古今亭圓菊を師匠にもつお二人の会。文菊師匠は何度かきいていますが、菊之丞師匠は初めてです。会場の深川江戸資料館 小劇場 はほぼ満席です。
<演目>
一 道灌 隅田川わたし
一 初音の鼓 文菊
一 唐茄子屋政談 菊之丞
 仲入り
一 長短 菊之丞
一 青菜 文菊

 どれも初めて聴く噺です。唐茄子屋政談は少し難しかったかな。青菜での文菊師匠は、さすがのうまさです。でも、落語の魅力はまだまだわかっていないようです。

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2025/06/18

ビリー・アイリッシュのコンサート当選

 いま、20代で洋楽ポップ・シーンにいるアーティストではもっとも才能がある、となんとなく思っているビリーアイリッシュ。なんとなくというのはちゃんとアルバムを聴いてことがないからですが、ヒットチャートにランクインする曲は、レベルが高い。
 ビリー・アイリッシュが来ます。8月の公演なのに、つい最近コンサートが告知され、チケット販売の抽選が始まりました。熱心はビリーファンは突然の知らせにうろたえたかも。それに、さいたまスーパーアリーナで2回限りの公演です。
 で、ぴあで抽選にエントリーして、当選しました。
 当選は嬉しいのですが、今回のコンサートの席が少し変わってます。金額的にもっとも高いのが[CHANGEMAKER席]というもの。次に[GOLD席]、[アリーナスタンディング]となっています。[CHANGEMAKER席]はアリーナではなく、スタンドです。アリーナがいちばんではないの?
 今回のコンサートはステージを(片側に寄せず)中央に置くレイアウト。そのためにこのようなチケット種別になったのか。
 ともかく、ビリー・アイリッシュは楽しみ。しっかり予習していかないと。

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2025/06/17

ふるさと納税のさくらんぼ

 ヤマトからの商品配達のお知らせメールがきて、「鮭川村長 元木洋介 様からのお荷物」が来るとの内容。何かなと思っていたのですが、思い出しました。昨年寄付したふるさと納税のさくらんぼです。山形県鮭川村のさくらんぼ。
 早期受付で申込して、出荷の時期になったのですね。ちょうどスーパーにさくらんぼが並んでいて、買おうと迷ったところでした。時間指定して、配達してもらいました。200gのパックが4つ。嬉しいですね。
 旬を迎えたさくらんぼは美味しいです。ごちそうさまでした。

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2025/06/16

健康診断の結果は微妙

 先月受診した人間ドックの結果が病院から送られてきました。結果は「総合判定C 要経過観察」です。昨年は「D」だったから、少し改善したか。でもCだから。いくつかの項目でC判定のため、総合でもC。
 いちばん問題点と指摘されたのはFIB-4 indexの値が低いこと。詳しくないのですが、「甲状腺低下症の可能性があります」とか。甲状腺低下症の可能性は一般的に、無気力、疲労感、むくみ、寒がり、体重増加、動作緩慢、記憶力低下、便秘などがあるとか。疲労感は年齢のせい、と思っていたのですが、そんなことはない?
 健康診断の結果で話題になるのがγ-GTPですが、これは27と高くなかった。まあ、大酒飲みではないからね。
 結果を踏まえ、カウンセリングは来月です。

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2025/06/15

充実したマイリー・サイラスの『サムシング・ビューティフル』

ずっと毎日聴いています。シンプルでストレートにタイトルがつけられた、マイリー・サイラスの新作アルバム『サムシング・ビューティフル』です。
アルバム1曲目の荘厳な「Prelude」から、静かで激しい「Something Beautiful」、そして一転して軽快な「End of the World」へと続き、マイリー・サイラスの世界へ引き込まれます。アルバムは曲間がなく、シームレスにつながっていて、マイリーの歌声とサウンドに浸ることができる見事な構成です。

全体としてはやや難解に感じられるかもしれませんが、ポップな「End of the World」や、80年代ヒットの同名異曲「Easy Lover」、力強いリズムの「Walk Of Fame」は、素直にマイリーの歌声が身体にしみ込んできます。そして「Every Girl You've Ever Loved」のサビの歌声には、思わずうっとりしてしまいます。

THE NEW YORKERはこのアルバムを、「Miley Cyrus Finally Makes an Album Worthy of Her Voice(マイリー・サイラス、ついに彼女の声にふさわしいアルバムを制作)」というタイトル(2025年6月5日)で高く評価しています。

記事では、
「Still, on “Something Beautiful,” Cyrus comes close to delivering what must be the thrill of hearing her live; it is by far her most mature, compelling, and improvisational work to date.(それでも、『Something Beautiful』でサイラスは、彼女のライブを聴くときの興奮にかなり近づいています。これは、これまでの彼女の作品の中で最も成熟し、説得力があり、即興性に富んだ作品です。)」と記されています。

アルバムのリリースに合わせて、いくつかのMVも制作・公開されています(Apple Musicで視聴可能です)。この中でも「Easy Lover」はとても衝撃的です。見ないほうがいいかもしれません。マイリーか離れなくなります(笑)。

「End of the World」を小さなスペースで歌うMVもあり、アルバムバージョンとは異なるスローテンポで、リラックスした雰囲気の中、マイリーが曲の繊細な意味合いを丁寧に表現しています。歌の上手さに確信を持ちました。

この人の才能にすっかり魅せられてしまいました。

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2025/06/14

文喫の使い方

 今更ですが、「文喫」にいきました。ご存じの方も多いでしょうが、入場料かかる書店です。六本木の駅からすぐのところ。かつて青山ブックセンターがあった場所です。料金は平日は1650円(税込)、土日は2530円(税込)です。カウンターで料金を払えば有料ゾーンに入ることができます。
 珈琲・煎茶(おかわり自由)はセルフサービスで無料。有料でカフェメニューもあります。
 席はどこへ座ってもOK。約3万冊ある本を書棚からとり、自由に読めます。気に入れば購入でき、買わなければ返却棚へ戻す。席はソファ、木の椅子などいろいろな席があります。
 平日の昼頃に入ったのですが、ほどほどのお客さんがいます。場所柄か若い人が多い。本を読んでいる人と、本読まないでパソコンを叩いている人が半々。
 いまは六本木の他に名古屋、福岡にもあり、9月には「BUNKITSU TOKYO」が高輪ゲートウエイにできます。文喫ができたときは、採算性はどうなんだろうと思ってましたが、順調のようです。
 たまに優雅に本をよむには、いいスペースかもしれません

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2025/06/13

サンリオピューロランドの復活

 サンリオから株主総会の通知が届きました。総会はサンリオピューロランドでやると思い込んでましたが(株主総会にはでたことがありません)、都内のホテルが会場でした。でも株主総会の前にピューロランドの株主のための特別営業日があります。ピューロランドも何年もいっていません。
 1週間ほど前ですが「クーリエ・ジャポン」に<復活のサンリオピューロランド 「誰も一人にしない」世界観で支持を集める>と題された記事が掲載されました。過去には経営不振で「サンリオのお荷物」とまで言われたサンリオピューロランドですが、2024年の来館者数はコロナ禍期の4倍となる復活ぶり。記事ではサンリオエンターテイメント取締役の門田和にインタビューしています。ここで、
 ──ハローキティ、クロミ、シナモロールなどは世界的人気があるキャラクターです。彼らの力をいかした合理的な販促方法はもっとあるように思えますが、マネタイズとは意識的に距離を置いているのでしょうか?
 との質問に門田は、
 キャラクターや施設が持つ世界観を何よりも大切にしています。
 と答えた上で、
──そういった思いは、運営方針にどのように結び付いているのでしょう?
 との質問に、
 社員内で「私たちが大切にしたい世界観って何だろう?」といった内容のアンケートを取ったことがあります。そこから「誰も一人にしない」というパーパスが浮かび上がりました。
「誰も一人にしない」というパーパスが社員からでてくることが、サンリオの強さかもしれません

 久しぶりにサンリオピューロランドにいってみようかと思い始めています。

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2025/06/12

APK STUDIESに参加

 京橋にあるTODA BUILDING(戸田建設本社ビル)が昨年秋のオープンとともにアートプログラム「ART POWER KYOBASHI」を展開しています。このプログラムのなかに「APK STUDIES」があり、参加しています。
「東京・京橋を舞台にアートでつながる新しいコミュニティ形成を目指し、メンバーの関心や課題意識を深めていく学びの場です。」(公式サイトより引用)
 昨日、初日のスタディがありました。参加したの19名。最初の試みなので主催者は定員に達する応募があるか心配したようですが、無事定員以上の人が応募されたそうです。
 とても自由な場だな、と感じました。90分のセッションなんですが「お腹がすく時間でしょうから、隣の人に配慮して何か食べてもいいです」「トイレも自由にいってください」。終了後、軽食とドリンクがでて懇親の場もセットされています。
 ひょっとしたら新しいものが始まる。そんなことを感じた「APK STUDIES」です。

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2025/06/11

1000円のイヤホンとスペーカー

 Standard Productsでみつけたスマホ用スピーカーとイヤホン。共に1000円(税込1100円)。商品名は「完全ワイヤレスイヤホン」と「プットスピーカー」。以前から販売されていたようですが、今頃きづき試しに購入。
「完全ワイヤレスイヤホン」はスマホとBluetooth接続するタイプのイヤホンで、「プットスピーカー」はBluetooth接続なしに置くだけで使えるスピーカーです。
 使ってみました。「完全ワイヤレスイヤホン」はBluetooth接続もすぐにできます。肝心の音はどうなんだろう。音楽をずっと聴くには厳しいレベルかな。いつもはソニーのWF-LS900Nを使っていますが、さすがに違う。当たり前。
「プットスピーカー」はまずまずの音がでます。身近にBluetoothスピーカーがないときに気軽に使えるのいいのでは。なぜBluetooth接続をしなくて音が鳴るか。このスピーカーがアンプのないパッシブスピーカーだから。これだと1000円で作れるのか。
 ともかく、Standard Productsは侮れない。

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2025/06/10

刀剣女子もみる「国宝の名刀と甲冑・武者絵」

 刀剣の魅力はよくわからないのですが、チケットをいただいたので三井記念美術館の「国宝の名刀と甲冑・武者絵」をみてきました。でも名刀を前にすると、刀剣が放つ光に魅了されてしまいます。不思議です。
 本展では 国宝「日向正宗」「徳善院貞宗」を含む重要文化財7点を含む名刀および蒔絵の拵(ことえ・刀身以外の装具)などが展示されています。この美術館もこんな名品を持っていたなんて、と驚きます。
 展示室にはこの美術館に珍しく若い女性が目立ちます。刀剣女子ですね。名刀のみかたもいろいろです。

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2025/06/09

横尾忠則 連画の河

 横尾忠則をみてきました。世田谷美術館での「横尾忠則 連画の河」は横尾忠則の横尾の「連歌」ならぬ「連画」の展示です。横尾のいう「連画」とは、
<和歌の上の句と下の句を複数人で分担して詠みあうのが連歌ですが、横尾は昨日の自作を他人の絵のように眺め、そこから今日の筆が導かれるままに描き、明日の自分=新たな他者に託して、思いもよらぬ世界がひらけるのを楽しんでいました>(公式サイトより引用)
 展示される「連画」はどれも大きな作品で、制作に大きなエネルギーがいると思います。
 一昨年、「横尾忠則 寒山百得」展(東京国立博物館)が開催されました。それから2年、もうすぐ89歳になる横尾忠則の創作へのパワーに圧倒される展示です。

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2025/06/08

イッセー尾形:右往沙翁劇場 @練馬

 今年もイッセー尾形の公演をみることができました。「イッセー尾形の右往沙翁劇場 番外編 銀河鉄道に乗って」(練馬文化センター 小ホール)は、いつもと変わらずのイッセー尾形のひとり舞台をみせてくれました。
 演目は、
・都会ガール
・賢治をバスガイド
・移住
・神主2
・雪子の冒険 銀河鉄道編
・忘れたいシンガー
 の7つ。
 安定感のある舞台ながら、新しい刺激もあり、おもしろい。
 今回の公演はぴあの先行予約(抽選)で外れ(プレミアム会員なのに)、一般発売日にやっととりましたが、席は最後列。イッセー尾形、人気なのか。
 元気なイッセー尾形に励まされた舞台でした。
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2025/06/07

蓮沼執太フィル TODA BUILDING LIVE "都市と合奏"

 ビルに囲まれたスペースに心地よい音楽が響きます。京橋のTODA BUILDINGでの「蓮沼執太フィル TODA BUILDING LIVE "都市と合奏"」は楽しいライブは、TODA BUILDINGの開業半年を記念するイベント。
 開演の少し前にいくと、かなりの人が集まっています。人はパラパラくらいかなと思っていたのですが、とんでもない。蓮沼執太フィルも知らなかった無知をお詫びします(苦笑)。
 蓮沼執太フィルは公式サイトより引用すると、
「蓮沼執太がコンダクトする、現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ。2010年に結成。」で、メンバーは15人。奏でる音楽は、まさにフィルハーモニック・ポップ・オーケストラという感じ(正確に伝えられません)でボーカルが蓮沼執太。
 新しい音楽と出会った素敵な時間でした。

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2025/06/06

伊東豊雄建築の秘密

 伊東豊雄の建築が好きです。国立競技場は伊藤豊雄の設計案にして欲しかった(もちろん隈研吾の設計も良いし、好きな建築はいくつもあります。例えば那珂川町馬頭広重美術館は素敵な空間のミュージアムです)。
『誰のために 何のために 建築をつくるのか』は建築家・伊東豊雄のエッセイ。著者が主催する伊東建築塾でのレクチャーをまとめた内容で176ページのボリュームなので、さらっと読んでしまえると思ったのですが、中身がとても濃いので、じっくり読まないと理解できません(おそらく著者のメッセージを完全には受け取っていません)。
 感銘を受けたことは多々あるのですが、中でも設計に対する考えには新鮮な教えがあります。

<私の設計に対する考えは、
 現実世界 → 非現実世界 → 現実世界
 です。>

 そしてこう書きます。
<私にとっての設計は能の「橋掛かり」を往来する仕事と言えるかもしれません>
 と。
 ただ現実化の過程で非現実の世界で描いたイメージはほとんど消えてしまう。ただある程度まで非現実の世界を残すことができたとして、「中野本町の家」と「せんだいメディアテーク」をあげています。

 伊東建築が素晴らしいのは、「非現実の世界」への飛躍(この言葉が正しいのか)があるからなんだと腑に落ちました。

 万博に伊東豊雄設計のEXPOホールがあります。なんとか体験しにいきたいと思っているのですが。
 建築の素人にも、建築とは何なのかを考えさせてくれる本です。

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2025/06/05

朝日新聞、土曜の夕刊を休止

 ついに、という感想です。一昨日の朝日新聞1面にに<土曜の夕刊、8月から休止します>というお知らせが載っていました。
<朝日新聞社は8月から土曜日の夕刊を休止します。月曜~金曜日の夕刊は引き続き発行します。人手不足が深刻化するとともに、休日確保や労働時間の適正化など働き方改革が社会的要請となっています。ASA(朝日新聞販売所)の労働環境の維持・改善を図っていくため、土曜日の新聞のお届けは朝刊のみとさせていただきます。>
 大変なことと思いますが、実は夕刊を発行しているエリアは少ない。日経新聞の報道では、
<朝日新聞社によると、土曜日の夕刊の発行部数は4月時点で約89万部だった。茨城、兵庫、和歌山各県など1都2府8県で発行している。>
 とのこと。夕刊そのものがない地域が多いわけです。
 都会エリアに住んでいるので夕刊がある生活に慣れています。でも、いずれはすべての曜日で夕刊がなくなるのでしょう。宅配システムに支えられた新聞が滅びゆく。

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2025/06/04

4番、サード、長嶋、逝く

 長嶋茂雄が亡くなりました。
 小学生の5,6年まではご多分に漏れず、巨人ファンだった。でもいつも勝っているのでつまらなくなり、中学生のときから弱小の近鉄ファンになりました。年代的には巨人(長嶋)、大鵬、卵焼き世代より後なので、プレーヤーの長嶋茂雄に熱狂した記憶はありません。しかし、長嶋茂雄は別格でした。隠れ巨人ファンだったかも。
 ジョギングでLSDをするときは多摩川沿いを走ります。いつの頃からか長嶋さんのご自宅の前を通って、多摩川へ出るコースが定番になりました。何回か、朝散歩をされる姿をお見かけしました。
 すっとお元気だと思い込んでいましたが、残念ながら天国にいかれました。心よりご冥福をお祈りいたします。

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2025/06/03

蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児

 もう半月ほど前にみていたのですが、またみにいこうか迷っている「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」(東京国立博物館)。特別展ですがもちろんNHK大河ドラマ「べらぼう」に合わせた企画です。
 プロデューサーとしての蔦屋重三郎は知ってはいましたが、その業績は詳しくはなく、大河ドラマは面白くみています。公式サイトにある本展の見所は、
1.本を、人を、時代をプロデュースした蔦重の全体像
2.歌麿・写楽のあの作品も、じつは蔦重仕込み
3.大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(NHK)との連携
 とあります。
 蔦屋重三郎の仕事はいまの時代でいうプロデューサーで、当時のメディアを駆使し、アーティストの才能を見いだし、新たな表現を世に問いました。日本美術史では主要な人物としては扱われていなかった蔦屋重三郎にフォーカスをあてた価値のある企画だと思います。
 ただ、展示されている作品の大半が浮世絵(版画)なので、みていて単調に感じることは否めません。
 いま後期展示の期間ですが、もう一度みるか。「婦人相学十躰 ポッピンを吹く娘」が特別展示されているので、これには惹かれますが。
 でも、いちどはみる価値が企画展だと思います。

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2025/06/02

米の流通がわからない

 先週末、女房の実家、栃木県小山に。家のそばの道の駅・思川にいってみました。地元の農家さんが販売しているので、これまでだとお米がふんだんに売られていたのですが、いまは状況が違います。いったのは午後でしたが、販売されているお米はわずかです。「備蓄米です」といっていました。農協が売っている「パールライス」でブレンド米。精米は先月ですが、いつ収穫されたかは不明。5キロで3700円(税込み)。
 今年の流行語大賞になりそうな勢いの備蓄米。古古米を買うことに列ができる。こんなことになってしまったのは、何が原因なのか。よくわからない、このまま高いままなのか。それとも今の値段が適正なのか。よくわからない。

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2025/06/01

ランニングは停滞気味

 先月の走行距離は167.41 kmでした。トータルで22日走っているのに、この程度の距離とは。1年のうちでもっとも快適に走れる季節なんですが、距離は伸びず。
 今月は梅雨に入るだろうし、雨や湿気との闘いですから、きっとサボるだろう。ランだけでなく、水泳と筋トレをいれてトレーニングをしたほうがよさそう。やはりおおまかでもトレーニングメニューをつくったほうがよさそうです。
 ちなみに4月からガーミンのソフトでランニングの管理をしているのですが、ずっとEpson View使ってたから、まだ慣れません。例えばスマホのアプリで月間走行距離をみたいのですが、方法がわからない。ひょっとしたら出来ない? ランニングをめぐる悩みはつきません。


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2025/05/31

横須賀「双葉」が閉店

 昨日、久しぶりに横須賀のうわまち商店街へ。もくてきはヨコスカアートセンターですが、そばにある「双葉」がまだ営業していました。和洋菓子店ですが、再開発のため、3月末で閉店すると店のおばさまからきいていたのですが、まだやっている。店にいくと、張り紙で「5月31日」で閉店と。今日ですね。
 ウインドウには商品はなく、空っぽですが「水まんじゅう」はある、との張り紙。この店ではいつも芋ようかんを買うのですが、もちろんありません。「水まんじゅう」を3個買いました。ひとつ240円。
 もったいなくて、まだ食べていないのですが、美味しそう。
 地元ではないのですが、古い店がなくなるのは寂しい。時代は流れていきます。

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2025/05/30

「立ち読みの歴史」を知る

 Amazonのレビューで知り、『週刊文春』(5月22日号)に著者インタビューが載っていたので、買った本が『立ち読みの歴史』(小林昌樹 著)。タイトルからなんとなくさらっと読んでしまえる本かと感じてましたが、これが資料を本格的に調べて書かれた良書です(著者に私の浅薄さをお詫びします)。
 そもそも立ち読みがいつから発生したか、ということなど考えたことがありませんでした。これは新鮮な視点です。この謎を多くの資料を読みこんで、明らかにしていきます。例えば、立ち読みの発生を紐解くには本、雑誌がどのように販売されていたかを明らかにする必要があります。著者は明治時代から昭和に至るまでの資料を分析し、立ち読みがどのように発生したか突き止めていきます。
 本書では立ち読みの歴史だけでなく、本屋がどのように変わってきたか。また読書のスタイルの変遷にも及んでいます。本、本屋の歴史は、まだまだ知られていないことがたくさんある、ということは間違いがないようです。

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2025/05/29

自治体の健康診査

 目黒区から今年度(令和7年)の「特定健康診査・がん検診」の案内が届きました。とは言っても封筒の表面に記載がある通り、国民健康保険保険に加入していないので(協会けんぽ)、特定健康診査は受けられません。
 でも、がん検診は受診できる。大腸がん、肺がんは受診できない。これはなぜ。ホームページには大腸がんは「年齢40歳以上のかたで、職場等で受診する機会のないかた。」とあります。でも、50歳以上は胃がん検診(バリウム・内視鏡)が受診可能です。
 先日受けた人間ドックで胃カメラ(内視鏡)はやったので、もう一度やることはないです。
 会社勤していた時は義務的に年1回検診を受けていましたが、組織を離れ高齢者となったいま、検診は重要性を感じます。知人が胃がんになってこれが肝臓に転移した、という知らせをうけたばかり。いつまで検診と付き合うのか。こればかりはまったくわかりません。

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2025/05/28

ラグジュアリーとは?

 日経新聞で見かけて<富裕層ビジネスの最前線を知る「ビジネス・オブ・ラグジュアリー・サミット・アジア・エディション」プレセミナー>に参加してきました。内容は、
<2025年、日本経済新聞社とフィナンシャル・タイムズ(FT)のパートナーシップは10周年を迎えます。これを記念し10月、香港で「ビジネス・オブ・ラグジュアリー・サミット」のアジア版を開催する運びとなりました。>(公式サイトより引用)
 ラグジュアリー・マーケットとは何? そもそもラグジュアリーとは、検索してみると「一般的に高価格帯のアイテムを扱う高級ブランドを指す際に使われます。」
 いわゆるブランド品のこと。
 プレセミナーできいたのは、富裕層が手に入れる装飾品、時計、クルマなど高級品のマーケットは拡大している。アジア圏では東南アジアが注目エリアとか。
 この「ビジネス・オブ・ラグジュアリー・サミット・アジア・エディション」は10月に香港で開催されます。今回のセミナーはサミットの協賛企業を呼び込むことが目的だったみたいです。富裕層って、なに。と思ったセミナーでした。

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2025/05/27

イッセー尾形の公演が増えてる?

 昨日、イッセー尾形事務所から公演案内のハガキがきました。「イッセー尾形の右往沙翁劇場 番外編 銀河鉄道に乗って in 葛飾 2025」のチケットのお知らせで、5月30日から一般発売。この公演8月ですが、運良くぴあで抽選に当たっていて手に入れています。
 今年は6月に練馬でも「イッセー尾形の右往沙翁劇場 番外編 銀河鉄道に乗って」があります。この練馬の公演は抽選に外れ一般発売日にやっと買いました。でも練馬と葛飾(亀有)の公演名は同じ。内容はきっと同じだろうな。
 東京エリアでは例年だと夏にひとつ公演があり(近年は葛飾・亀有)、年末に有楽町で公演というのが通例でした。今年はひとつ多いかも。関西、北海道と東京以外でも公演をやっているイッセー尾形。活動的になっている。

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2025/05/26

二条城で「アンゼルム・キーファー:ソラリス」

 京都で「アンゼルム・キーファー:ソラリス」をみました。現代を代表するドイツのアーティストの世界遺産・元離宮二条城での展示です。展示は二の丸御殿台所・御清所(重要文化財)と周辺の庭園に展開されています。
 キーファーの作品をみたことがあったかな、という初心者ですから、展示を自分のものとして理解することなど、とても無理(笑)。作品に向かって、なんとか自らの感情が動くのを感じることがやっとです。
展示は平面作品と立体作品で構成。平面作品は、多くの材料を使って書かれています。例えば本展のための新作《オクタビオ・パスのために》では、キャプションには「キャンバスに乳剤、油彩、アクリル・ニス、金箔、電気分解による沈殿物、岩石、チャコール、コラージュ」とあります。立体作品も同じく様々な材料でつくられています。
キーファーはこの手法でなにを伝えているのか。これを受け止めるのはかなり難しい。理解できるか、できないか。好きか、嫌いかはともかく、本展の魅力は二条城の展示空間に身を置かなければわからない、感じられません。 
 来場者は若い人が多く、女性が目立ちました。国内では久しぶりのキーファーの個展(大規模な個展は1993年「アンゼルム・キーファー展 メランコリア―知の翼」以来のようです)はみる価値がある展示だと思います。
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2025/05/25

西本願寺・伝道院でのオークション

 ふたついきたいことができたので、京都日帰り。まずは、アートオークションに久々に参加しました。京都・西本願寺の伝道院で行われている「TERAKOYA HONGANJI」のひとつとして「若手アーティストを支援するオークション ~自分もアーティストも豊かになる~」。
 オークオプションを運営するのはAGホールディングス。以前、三菱商事がやっていた「三菱商事アート・ゲート・プログラム」の運営をされていました。最近はオークションもご無沙汰していましたが、西本願寺でのオークションにも興味があり、参加しました。
 この日、出品したのはアーティストは6人のアーティスト。日本画、油彩、版画、切り絵など表現形式は多様です。せっかくだから、というわけでもないですが、一点落札しました。
 重要文化財の伝道院でのオークションは、日常とは違った体験でした。

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2025/05/24

マツダの苦境

 トランプ関税の中で特に影響が大きいとされているのが、自動車への追加関税。国内メーカーで特に懸念されているのがマツダ。今週の『週刊東洋経済』(5/24号)は「総力検証! トランプ関税大予測」を特集していますが、ここで6ページを割き、マツダ 小規模メーカーの生存戦略>なる記事を掲載。
 記事によれば、マツダは24年3月期に世界販売台数の3割を占める37万5000台を販売。これは国内の販売台数の2.3倍に当たる。問題なのはマツダの米国販売車両の現地比率が27%と低いこと。ホンダ、日産、SUBARUは5割をこえています。
 日経新聞は<マツダ、「小兵」ゆえの苦境 米追加関税で打開策乏しく>という記事を掲載(5月19日)。この記事には、
<自動車メーカーの多くが影響額の見通しを決算説明会で公表するなかマツダは具体的な言及を控えた。事業が米国に偏り車メーカーの中でも影響が大きいが、打てる手は限られている。>
 とあります。
 マツダファンとしては、気をもむばかりです。
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2025/05/23

白酒の新作と古典

 桃月庵白酒の独演会「新作と古典 ひとつずつ 皐月のキモチ」を聴きました。白酒師匠は破天荒。先週、独演会にいった古今亭文菊とはある意味、対局の位置にいます。師匠が人間国宝の五街道雲助なのに。
 この日の演目は、凝ってます。
一、子ほめ 桃月庵ぼんぼり
一、虹の男 桃月庵白酒
一、血煙高田馬場
  サザサさん 四 坂本頼光
 仲入り
一、お化け長屋 桃月庵白酒
 ゲストが活動弁士の坂本賴光。こんな若い(45歳)活弁士が活動しているなんで知りませんでした。この日演じたのは無声映画の「血煙高田馬場」と自作アニメの「サザサさん」。この「サザサさん」が最高に面白かった。
 白酒師匠の「お化け長屋」は文菊師匠のサゲとは違っていました。オリジナルかも。
 演芸の広さを楽しんだ公演でした。

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