ずっと毎日聴いています。シンプルでストレートにタイトルがつけられた、マイリー・サイラスの新作アルバム『サムシング・ビューティフル』です。
アルバム1曲目の荘厳な「Prelude」から、静かで激しい「Something Beautiful」、そして一転して軽快な「End of the World」へと続き、マイリー・サイラスの世界へ引き込まれます。アルバムは曲間がなく、シームレスにつながっていて、マイリーの歌声とサウンドに浸ることができる見事な構成です。
全体としてはやや難解に感じられるかもしれませんが、ポップな「End of the World」や、80年代ヒットの同名異曲「Easy Lover」、力強いリズムの「Walk Of Fame」は、素直にマイリーの歌声が身体にしみ込んできます。そして「Every Girl You've Ever Loved」のサビの歌声には、思わずうっとりしてしまいます。
THE NEW YORKERはこのアルバムを、「Miley Cyrus Finally Makes an Album Worthy of Her Voice(マイリー・サイラス、ついに彼女の声にふさわしいアルバムを制作)」というタイトル(2025年6月5日)で高く評価しています。
記事では、
「Still, on “Something Beautiful,” Cyrus comes close to delivering what must be the thrill of hearing her live; it is by far her most mature, compelling, and improvisational work to date.(それでも、『Something Beautiful』でサイラスは、彼女のライブを聴くときの興奮にかなり近づいています。これは、これまでの彼女の作品の中で最も成熟し、説得力があり、即興性に富んだ作品です。)」と記されています。
アルバムのリリースに合わせて、いくつかのMVも制作・公開されています(Apple Musicで視聴可能です)。この中でも「Easy Lover」はとても衝撃的です。見ないほうがいいかもしれません。マイリーか離れなくなります(笑)。
「End of the World」を小さなスペースで歌うMVもあり、アルバムバージョンとは異なるスローテンポで、リラックスした雰囲気の中、マイリーが曲の繊細な意味合いを丁寧に表現しています。歌の上手さに確信を持ちました。
この人の才能にすっかり魅せられてしまいました。
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